キラリとセンス光る関東期待の新人 木幡巧也騎手に迫る
- 2016/08/05
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競馬一家のサラブレッド
父・木幡初広、兄・初也につづき、今年関東からデビューした木幡巧也騎手。
西高東低の勢力図も何のその、今年すでに20勝を挙げ、随所にキラリと光る騎乗センスが評判の新人だ。
デビュー間もない4月には、いきなり中山競馬でその家族3人による同一レース騎乗も実現し、あっさり巧也騎手が逃げ切り勝ちを収めるなど、この若者が何か「もっている」ことは間違いないようだ。
新人賞争いの最前列に位置する木幡巧也騎手について、馬券の観点から迫ってみたい。
やるべきことをやれる新人
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
この新人クンは、自分の置かれた立場をそつなくこなすことに長けている。
▼前述の「家族レース」をアッサリ勝つ強運
▼平場の減量3キロを最大限生かした騎乗ぶり
▼若手騎手限定レースでの強さ
「ここが今のキミの仕事場だぞ」といわれた場所でチャンスを生かし切っている姿に好感が持てる。
今年は何と言っても同期デビューの「菜七子チャン」で涌いた春競馬だったが、それをよそ目に(喧噪に巻き込まれなかったのがよかったか)、しっかりと自分の立ち位置を確保した感がある。
爆発力がある
改めてデビューからの全成績を見返すと、彼が「固め打ちの名手」であることがわかる。
1つ勝つとポンポンとすぐにもう1つ勝つ。
同じ日に、同じ競馬場で好調を維持する。
若手特有の「ノリのよさ」が感じられるから、今日はいいと思ったら、1日素直にこの子に乗ってみるといいだろう。
反対に朝から2ケタ着順が続くようなら「今日は休みか」と考えてもいい。
穴馬をもってくる騎手ではない
これは騎乗馬に恵まれているおかげだろうが、とんでもない人気薄に乗るケース自体が圧倒的に少ない。
それは他の若手騎手と成績を比べても、一目瞭然だ。
だから今はチャンスのある馬をしっかり上位にもってくることで、勉強している最中といえるだろう。
春先は中央場所だと苦しい感じだったが、夏前の東京開催はいい動きをしていた。
またひとたびローカルへ飛べば、いつでも主力級の働きが期待できる。
芝での好走が目につき出した
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
騎手になって最初のターニングポイントは、芝レースでどれだけパフォーマンスを上げられるか、これに尽きる。
減量の利きやすいダート戦で腕を磨き、芝レースでの一発を狙う。これが若手によくある出世物語だが、巧也騎手も春の終わりからローカル福島あたりにかけて、芝レースでよく馬券に絡むようになってきた。
それも短距離だけでなく、2200から2600といった長距離戦でも引けをとっていないので、早くも一皮むけるチャンスが訪れているのかもしれない。
▼木幡巧也の狙い目
→上位人気のダート戦
→午前の平場レース
→芝の長距離戦
落ち着いた騎乗ぶりが目立つ関東の若武者に、要注目だ。