超マイナーサプリメント「SAMe」!でも凄い効果があるんです…
- 2017/11/26
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SAMeって何?初めて聞いたという人のために
「SAMe」という単語、あるいは成分名をご存知の方は少ないと思います。ハッキリ言ってマイナーですし、正直なところ日本ではまだあまり注目されていません。しかし、サプリの本場米国ではSAMeの持つ様々な効果を期待し、多くの人が日常的に意識して摂取しているのです。今回は、SAMeとは一体何なのか。どのような健康効果を期待できるのかについて簡単に解説していきましょう。
SAMeは何の略?
SAMeは「S-アデノシルメチオニン」の略称になります。この成分は元々は体内で自然と生成される物質なのですが、不足してしまうと人体に悪影響があり、逆にサプリとして摂取することによって健康にプラスの効果があるとされています。
SAMeの特徴は「メチル化」の促進に大きく寄与する点にあります。メチル化とは分子にメチル基をくっつける事を指しますが、まああまり細かい点を理解しておく必要はありません。とにかく「メチル化は脳内の化学物質反応や体内の解毒について非常に重要」とだけ覚えておいて下さいね。
SAMeはメンタルに効く!
SAMeを摂取するとうつ病の症状が和らぐことが研究によって明らかとなっています。
これはセロトニンやドーパミンの濃度が上昇し、脳細胞膜の質が向上する事が主な要因と考えられています。そのため、SAMeは最も有効な天然の抗うつ薬として活用されているのです。また、SAMeを単独で使用するだけでなく、SSRIと呼ばれる「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」との併用により、更に高いうつ病改善効果が見込まれています。
肝障害とSAMeの関係とは?
SAMeは肝臓や繊維筋痛症にも効果があるというデータがあります。肝硬変などの肝障害に対して一部有効というデータもあり、今後の研究や実験結果が待たれるところです。また治療の難しい線維筋痛症の緩和にも効果があるようでこれは脳のコンディション良化と密接な関係があると考えられています。
これらの治療をSAMe頼みにするわけにはいきませんが、医薬品とサプリメントの相乗効果という意味では今後の展開が注目されますね。
その他の効果について
他にもSAMeは変形性関節症に素晴らしい成果をあげているようです。関節に十分なクッションの役割を果たしてもらうには「グルコサミン」が必要十分量体内に存在しなくてはいけません。SAMeを服用するとグルコサミン不足によって起こる関節の炎症・痛みをインドメタシンやイブプロフェン並みに低減させられる事が分かっています。しかもこれら多くの非ステロイド性抗炎症薬には副作用リスクがありますが、SAMeにはそれが無いのです。
SAMeの正しい飲み方は?
この素晴らしいSAMeは、サプリメントとして普通に売られています。多くの製品では1日あたり600mg前後の摂取が推奨されています。ただ、サプリメントですから効果を実感する量にはかなり個人差があるようで、推奨量の2倍の量を飲んでやっとうつ状態が緩和されたという人もいます。
SAMeは基本的に副作用がほとんど起こらないサプリです。ただ、それでも推奨量を大きく越えて摂取する場合はきちんと医療機関でアドバイスをもらってからにした方が良いでしょう。