おじさんが語る若者に教えたい大衆居酒屋の魅力
- 2018/03/14
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大衆居酒屋とはなんぞや?
オヤジ世代には馴染み深い飲食店のひとつである居酒屋。テレビでもBSやCSを中心に、居酒屋を巡る番組に人気があります。しかし、最近の若い人はあまり居酒屋に行かないという話も聞きます。本当でしょうか。
そこは、オヤジ世代としては若者に居酒屋のよさを伝えたいものです。とくに、飾り気のない大衆居酒屋の魅力について。
と、その前に、そもそも大衆居酒屋とはなんぞや?という問いかけがあります。大衆という単語からは、お金持ちではない人も含めて誰でも利用できるイメージがあります。実際、大衆居酒屋といえば、高級ではない料理がメインで、値段も安くて庶民的な雰囲気の居酒屋を指すことが多いようです。
しかし、その定義でいくなら、有名な居酒屋チェーンをはじめ、ほとんどの居酒屋が大衆居酒屋というカテゴリに入ることになります。あまり居酒屋に行かないといわれる若者でも、有名チェーンには結構行っているようです。有名チェーンは、貧乏学生の飲み会や若手社員のアフターファイブなどでは、欠かせない存在です。
もっとも、わざわざ大衆居酒屋と呼ぶ場合には、このような有名チェーンは含まれないことも多いといえます。また、少なくとも洋風メニューや高級風料理があるチェーン店は大衆のイメージではないと主張するオヤジもいます。
そんなわけで、人によって好きに定義できる大衆居酒屋ですが、有名チェーン店を除いたリーズナブルな居酒屋として考えます。洋風居酒屋も、高級でなければ大衆のカテゴリに入ります。
その大衆居酒屋には、店主と常連客の間に業務上以外の会話がある点が特徴だといえるでしょう。この辺りは有名チェーンには考えられないことです。ここが、大衆居酒屋の魅力のひとつとなります。
周囲との調和で楽しむ大衆居酒屋
・赤ちょうちん
究極の大衆居酒屋といえば、やはり赤提灯でしょう。実際に赤提灯を下げているかどうかはともかく、昔であれば赤提灯が下がっていたであろうタイプの酒場です。
路地裏にあるような趣のある店が人気になりやすい面があります。大将や女将が出迎えてくれる店で、カウンターには顔なじみの客が並ぶ。といっても、一見さんお断り的なものではありません。
大衆居酒屋では客同士も和気藹々と飲み食いができます。もちろん、その場限りの節度ある交流です。世間話から悩み相談まで、店にもよりますが、人間くさい会話ができるのも魅力のひとつです。
ただ、こうした触れ合いが煩わしく感じられる人もいるでしょう。若者ならなおさらです。そんなお客さんにはしつこくしないもの大衆酒場のよいところでしょう。そもそも、他のお客さんと交流するのは、あくまでも流れの中で必要性というか、必然性がある場合です。
まったく触れ合わないタイプの居酒屋よりも自由度が高く、さまざまな楽しみ方ができるということです。触れ合いを除いて、その他のよさを享受したい人に適したタイプの店もあります!
通うようになれば、単なる飲食をする場ではなく、会社帰りの憩いの場所にもなる大衆居酒屋ですが、店ごとに特色があります。いろいろな店を回ってみるのも楽しいでしょう。その中から、自分に一番合った店を見つけて、拠点化するオヤジも少なくありません。
行きつけの店という言葉がありますが、ファミレスやチェーン居酒屋でも利用頻度が高ければ行きつけの店ということはできます。しかし、それは「よく行く店」というだけのものでしょう。ところが、大衆居酒屋なら、行きつけの店とは、自分のペースで楽しめる店でもあるのです。
・安い
・うまい
・料理のリクエストができることもある
・庶民的なメニューに庶民的な店構え
・話せる
・楽しい
・くつろげる
・そこではそこの仲間ができる
これが、大衆居酒屋の魅力ですが、言葉では語りつくせないものがあります。