今さら聞けない!「神社」「神宮」「大社」「八幡宮」の違いとは?
- 2019/02/11
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神社の名称の違いについて
オヤジになると、寺社仏閣巡りを楽しめるようになります。落ち着いた雰囲気の神社やお寺は、パワースポットであり、新鮮な気持ちにさせてくれるものです。
しかし、意外と知らないのが神社の名称についてです。神社によっては、「神宮」「大社」「八幡宮」などの名称があります。しかし、この違いをしっかりと理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、「神社」「神宮」「大社」「八幡宮」の違いについて紹介していきます。違いを知った上で、ぜひお参りに立ち寄ってみてください。
まず「神社」とは?
神社の名称の違いについて紹介する前に、まず知っておきたいのが神社についてです。神社とは、神道における神様をお祀りしている施設の総称です。つまり、神宮や大社、八幡宮などは、神社の中に含まれています。
ちなみに、神社は日本全国に8万5千ほどが登録されており、登録されていないものまで合わせれば10万社を超えるとまで言われています。日本の全国のコンビニは約5万5千店舗であり、コンビニの数を優に超える数の神社があるのです。それほど、日本人にとって神社は、古くから身近な存在となっているのです。
格式が高いのは「神宮」!
神社の中でも、格式が高いとされているのが神宮です。神宮は、皇室の祖先神を祀っている施設を指しています。しかも、かつては天皇からの許可がなければ神宮の社号を得ることができませんでした。このことから、神宮の社号は格式が高いことがわかります。
神宮と言えば、伊勢神宮や明治神宮などが有名ですが、実は全国に24社しかありません。わずか24社しかないことからも、神宮の式が高いということがよくわかります。ちなみに、ただ単に神宮と言うだけだと、一般的に伊勢神宮のことを指すことになります。そのため、「○○神宮」としっかり呼ぶようにしましょう。
実は「大社」も格式が高い!
格式が高いのは神宮だけではありません。実は、大社も格式が高い社号とされています。もともと戦前までは、大社は出雲大社を指していました。しかし、戦後となり、全国の神社の総本社が「○○大社」と名乗り始めたのです。
そのため、大社を社号としている神社も格式が高い部類に入ります。ちなみに、大社も日本全国でわずかに24社しかありません。このことからも、大社も格式が高いことがよくわかります。
「八幡宮」はどんな神社?
全国各地にあるのが八幡宮です。八幡宮とは、八幡神をお祀りしている神社を指しています。八幡宮は、八幡神社・八幡社などと表記されることもあります。八幡神を信仰する考え方は、八幡信仰と言われており、日本全国に広まっている神社信仰です。
一般的に、八幡神とは応神天皇のことを指しています。武神として信仰されており、武家から信仰されました。さらに、源頼朝が鶴岡八幡宮に分祀したことで、八幡宮は全国に広がっていったとされています。
ちなみに八幡宮の本社は、大分県にある宇佐神宮です。八幡宮は、全国に4万以上あるとされており、いかに古くから八幡信仰が広がっていたのかがわかります。
神社の名称には意外と違いがあった!
今回は、神社の名称について紹介してきました。神社は、神道の神様をお祀りしている施設の総称であり、「神宮」「大社」「八幡宮」も含まれます。また、「神宮」「大社」はとても格式のある社号です。いずれも、24社しか全国になく、このことから格式が高いこともよくわかります。
そして、「八幡宮」は八幡神をお祀りしている神社のことです。八幡宮は、全国に約4万社以上あるとされており、全国各地に八幡信仰があったことがわかります。意外と知らない神社の名称の違いですが、これからは知った上で寺社仏閣巡りを楽しんでみてください。