日本酒の辛口?甘口?冷?熱燗?今更きけない日本酒の知識
- 2017/08/30
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日本酒を見直してみよう
日本酒は種類も豊富で飲み方も豊富です。
大雑把に見ても甘口と辛口とがあります。
冷やで飲むか熱燗で飲むかも季節や好みによって選べます。
それは長い歴史の中で生み出されてきたものでしょう。
そんな伝統ある日本酒ですが、洋酒やワイン、ビール、焼酎などに押されてオヤジでも馴染み深いと言う人も少ないようです。
モテるオヤジとしては影の薄い存在だった日本酒も女性日本酒党が増えるにつれ、そうも行かなくなっているとも言えます。
ここで日本酒のさり気ない知識を仕入れて女性と飲む際にさらりと流せれば、一目置かれる存在になるやもしれません。
辛口と甘口の分かれ目
・甘口
お酒が甘いと言うのは、糖分が多いからです。
原料の米の糖分が酵母によって分解されてしまえば、糖分も無くなってしまいます。
したがって甘口の日本酒は糖分の分解を抑えたものとなります。
ただそれだけではアルコール度数も低く抑えられてしまいますので、製造工程や添加物によりわざわざ甘口にするための工夫もされています。
・辛口
お酒が辛いと言うのは、糖分が少ないからです。
酵母によって米の糖分の分解に時間をかけたものなのです。
またそれに伴いアルコール度数も上がります。
このアルコールを辛く感じる事にもよります。
・日本酒度について
この甘口度、辛口度の目安になる指標に日本酒度があります。
日本酒は大雑把に言えば、米が麹菌で分解され糖になりさらに酵母でアルコールと酸に分解されて出来るものです。
日本酒度とはどれだけ酵母が働いてアルコールを作りだしているかを示しています。
つまり日本酒度が高いほど糖分が分解されて辛口度が高くなっている事になるのです。
ただし、実際には日本酒度は製造過程における参考数値にしかなりません。
樽や瓶の中の状態によって実際に飲む際には変化していたりするのです。
日本酒度をチェックしただけで甘辛度を判断してしまえると言うものでもないのです。
日本酒は温度を選べる
・冷酒、冷や酒、熱燗の3通り
日本酒は熱燗徳利でお猪口についで飲むのが定番かと思いきや、コップに冷やで飲むのが好きな人もいます。
ここで冷やについては冷酒とばかりに勘違いしている人も多いでしょう。
冷やとは本来は、熱燗ではない常温の酒の事だったのです。
まだ冷蔵庫の無い時代からの呼び名なのです。
冷蔵庫で冷やした酒は正しくは冷酒と呼ばれるものです。
ですから日本酒の温度による分類は冷酒、冷や、熱燗の3通りあるのです。
そして熱燗にしても「お酒はぬるめの燗がいい」とか好きな温度で飲むものなのです。
同じ銘柄の日本酒でも温度設定によって味わいが急にさっぱりしたりもします。
ですから熱燗で飲んで好みでなくても、冷酒にして飲んでみたら意外に美味しかったと言う事もあるのが日本酒の特徴でもあるのです。
銘柄よりも温度にこだわる人もいます。
その場合は、その温度ならではの美味しいお酒を探してみるものでしょう。