プライベートでもスーツを上手に楽しむために必要なのは、このポイントでした。

  • 2019/03/29
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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まだ寒い日もあるので暖かい日限定になるのですが、暖かい時には早速リネンのジャケットとかトラウザーズを出してきて、着ちゃいます。私は上下が同じ生地のスーツよりも上下別々のジャケット&パンツの格好が定番になっているので、リネンでも異なる生地感のものにして違いを楽しんだりします。この時期は特に、春先取りみたいな装いが良いんですよね。こういったジャケット&パンツの格好も含め、スーツスタイルには季節で生地の違いがあります。基本はウールですが、春や夏になると麻やコットン素材も使われる様に。生地も軽やかになるんですよね。

私はリネンが大好きなので、コットンよりもっぱらリネンを選ぶのですけれど。

こんな季節にオススメしたいのはスーツをプライベートでも着こなす楽しみ方。メンズ専門のファッション誌でもそういった提案をしているところがありますね。これからの時期だからこそ楽しめる!なんて部分もあるのですよ。

 

プライベートでスーツってどういうこと?

プライベートでスーツってどういうこと?

ビジネスでのオンタイムで着るのではなく、休日などの自由なオフタイムにスーツを着て楽しむという事です。言い換えれば、スーツをカジュアルに着こなすという事。

もしや、「スーツってカジュアルな服じゃないでしょ?」なんて思いましたか?カジュアルというのは服そのものを指す言葉ではありません。あくまで様子を指す表現なので、着る服がどんなものでも格式張らずに寛いで着こなしていればカジュアルになるのです。つまりスーツだって、カジュアルに着こなせる訳です。

 

気を付けたい装いのポイントは?

気を付けたい装いのポイントは

「スーツだってカジュアルに装えば良いんだよ!」言うは易く行うは難し。実際には街中で上手に出来ている人を見かける事は殆どありません。どこが問題になるのか?それはスーツそのものが持つ特徴も関係してくる様です。

卒業式や、招待された結婚式などの冠婚葬祭、そして新社会人などになって初めてスーツに袖を通した時、背筋が伸びた感じがしませんでしたか?スーツって、着る人の背筋を伸ばしてくれる部分が確かにあります。でもこれ、カジュアルな装いにはちょっとやり過ぎ。せっかく寛ぎモードで格好良くしたいのに、背筋がピシッとしていたら緊張感出ちゃいます。こういうのは着慣れるしかありません。そこは我々、年季の入った大人はお手のものですよね。無理に寛ぎ感を出す事もなく自然なリラックス感を出せるはず。

加えて大事なのはリラックスを通り越してだらしなくならない事でしょう。年季の入った我々世代にもなると、日常でスーツを着ていると既にスーツは仕事用の作業着ですから、気負いも何も無くなってしまいがち。中には「もうそれ、中学生とか高校生が制服を着崩してるのと変わらないよ?」くらいにだらしない着こなしの人、見たことありませんか?我々はもう中学生でも高校生でもありません。ごく当たり前のこの事実で大切なのは「若さというファッションでの強力な武器を失っている」という事。

 

若者と同じ着崩し方をしても、我々年配は残念ながら「汚らしさ、古めかしさ」が比べものにならないくらい強く出てしまいます。若さが全てと言いたい訳ではありません。でも若さというフレッシュでキラキラした武器がない分、それは自分で別に用意する必要があると言いたいのです。ですから、装いとしてはリラックスしていても「服をその服として崩さずに正しく着る」というのは大事なポイントになるでしょう。「正しく着る」というのは、服の作り手の意図に沿って着るということ。ちゃんと袖を通して前のボタンを留めた時に美しく見える様に作られた服なら、その着方から外れるほど着崩している事になり、それがだらしなさという見た目に繋がっていく訳です。

 

つまり「緊張感したり、無理にリラックス感を出そうとせず寛いで、でも着崩さずに着る」

というこのバランスがポイント。

 

どんなスーツを選べば良い?

どんなスーツを選べば良い?

では、スーツはどんなものを選べば良いのか?まず安全策として避けたいのは仕事用のスーツ。着こなしレベルが高ければカジュアルにも装えますが「取り敢えずやってみようかな」なんて人にはハードルが高いですからね。

カジュアル用としては、生地の素材と色で差を付けておくと簡単。春や夏なら素材はやはり麻やコットンを考えたいところです。色はベーシックに見えてもビジネスでは使わない方が分かりやすいので、ブラウンやベージュ、オリーブグリーンなどが着易いでしょう。柄まで考えると見た目がうるさくなる可能性もあるから気を付けて。

もしさらに何か加えたいなら生地感を変えてみると良いでしょう。表面がツルッとしたビジネス向きの生地よりも、ざらっとしていたり凹凸感から表情の豊かさがある様な生地にすると、雰囲気はアップします。シアサッカーなど、本当にデコボコした生地も良いですね。

 

ジャケットの下に着るのは、Tシャツなどカットソーだとまさにカジュアル!ですが、襟付きのシャツとは異なり首元が生地と直に触れるので、汗汚れ、皮脂汚れが付いてしまいます。汚れを避けたいなら襟付きシャツにする方が良いですね。

あと、春や夏は間に梅雨があったり湿度が高かったり、さらには活動的にもなるので色んな汚れが付きやすい季節でもあります。カジュアルに着こなす為の服でも、お手入れは緩めず、キッチリやっていきたいもの。どんなに良い服だったとしても、汚れがベタベタと付いたままの服を着ている人はお洒落に見えませんから。

 

こういったポイントに気を付ければ、プライベートでもお洒落にスーツを楽しめるはずです!そんな私自身はというと、プライベートではスーツ以外の服を着る方が好きなのですけどね…(たまにはプライベート用にスーツでも買ってみようかな)

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