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あなたは最近、格好付けていますか?

  • 2018/10/19
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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私、アートも好きなので気に入った絵を見つけると買うことがあります。もちろん、高価なものは買えませんから自分の買える範囲の絵です。最近、イギリスを拠点に活躍するフランス人アーティストの絵で気に入ったものを見つけました。基本はイタリア好きなのですが、フランスのテイストも好きなのです。

絵はネットからオーダーしたのですが、その発送はなんとスペインからだったのです。日本の我が家には無事に着いたのですが、なんだかとてもグローバルなオーダーという感じで楽しかったんですよね。

絵って生活必需品ではないですから「絵を買った」なんて話をすると人によっては「騙されて買わされた?」なんて反応をされる事も。でも、「楽しい人生」を送りたいなら、絵を楽しめる人にとっては人生に必要なものになるでしょう。

ファッションも似たところがあります。ファッションは衣食住と言われる通り生活必需品という面もありますが、アートと同じく生きていく中ではあえて選ばずとも良いものもあります。

今回はそんな「ファッションを楽しむ」ってどういう事?というテーマです。

 

生地を売る会社にいた時に聞いた話

生地を売る会社にいた時に聞いた話

いきなりですが、私がオーダースーツ向けのイタリア生地を売る会社にいた時の昔話です。仕事ではオーダースーツを扱うお店をまわるので、個性豊かな店主などから当時は色々な事を教えてもらえました。そんな中で記憶に残る話をしてくれた方がいました。その方、テーラーではなくセレクトショップのオーナーで、アメリカにバイイング(買い付け)に行った時の話をしてくれたのです。

バイイングの途中でスラム街を通過した時の事だそうです。時間は夕方。おそらくなにかのパーティーかライブを店の前で待つ集団が目に留まったそうです。我々ファッションのプロは一瞬見ただけでも、自分がこれだと思った着こなし等はそれなりに詳しく判断して記憶出来るものです。その方も、その集団のファッションにすぐに目が行ったそうです。どんなファッションだったのか?

その集団はみんな若かく、着ている服はおそらくお父さんやお母さんなど大人から借りてきたことを想像させるくらい、サイズの大きな服ばかり。その中で特に気になったのは女の子の毛皮のコート。日本でどんなに安い毛皮でもそんなに質の悪い毛皮はないだろうというくらいに毛並みは荒れていて、ボロボロに見えたそうです。ヒールが高い靴も大きくて合っていなかったし、その他の男の子でもジャケットは大きく古臭いデザインだし、革靴もボロだった。

 

「でもな」と熱のこもった一言と共に、スラム街の片隅で見つけた集団のファッションに、その方がなぜ注目したかを教えてくれました。

「みんな、たぶんこのパーティーか何かをとても楽しみにして集まっているんだというのが表情と佇まいから分かったんだよ。今日この日のために、いま出来る精一杯のお洒落を自分たちでしてその場にいるって事も。しかもみんなそういう格好をしていることに誇らしげだったし、そこから思い切り楽しもうっていう熱を感じたんだよね。それがもの凄く格好良く、輝いて見えたんだよ」と。

 

これを聞いて、当時の私は鳥肌が立ちました。これってファッションの原点、本質だよな、と思ったのです。

その瞬間を楽しむために、その瞬間を1番楽しめる格好をする。これってとっても格好良い!格好付けるってこういう事を言うんじゃないか!と。

 

我々は、格好付けてられているか?

我々は、格好付けてられているか?

で、その後この話について「ココのこんな部分が格好良いですよね!」とか「いまの我々ってこんな着こなしになっちゃいますよね!」とか細かな事を書こうとしました。いや、一旦は書きました。結構詳しく長めに書いたんですよ。でも、全て消しました。

格好良さをクドクドと説明するのって野暮な時がありますからね。いやまあ、それをあえて書いたり話して、細やかなファッションの楽しさ、コツ、テクニックをお届けするのも私の仕事なのですが、今回はどれも野暮な形になってしまいそうなのでやめました。

 

今回、私がお伝えしたいのはそういった細々とした事ではなくてシンプル。我々も、もっと格好付けよう!という事なのです。その瞬間、瞬間を思い切り楽しみ尽くせる格好をして、いまを謳歌したいよね、という我々が忘れがちな事。細かい着こなしのテクニックとかはその後で良いですから、まずは楽しむために格好付けよう!という気持ちを持つ事がファッションを楽しむ基本だと思うのです。

ちょっと良いレストランに行く時、何かのパーティーに呼ばれた時、大切な人に会う時。いつもとはちょっと気分が変わるなんていう場に臨む時は、格好付けた着こなしをしたいものです。きっとそれは、我々の人生の1ページを色鮮やかに彩る時間をつくってくれるはずですから。

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