名古屋グランプリ2016 ガチのダート消耗戦を制する意外なローテ馬
- 2016/12/11
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ただただ適性だけが問われる異色の舞台
ダートの2500Mという条件は、中央では条件戦にしか設定がなく、いまや「行われるだけで話題になる」貴重なもの。
地方競馬だと大井に2600Mというさらに上の条件があり、以前まではS2の「大井記念」が、現在はS2の「金盃」が行われている。
そんな変わり種の舞台で競うグランプリは、まさに名古屋競馬の「年末ウルトラマラソン」と言ってもよいだろう。
残念ながら近年地元勢の活躍はなく、馬券は中央勢の独壇場。
今年もスタミナ自慢が集まり、年の瀬に究極の我慢比べを披露してくれるはずだ。
ローテに新しい傾向が
ここ10年の結果を振り返ると、名古屋グランプリへ臨む馬たちのローテに変化が現れてきた。
以前は前走に旧JCダートを選択し、そこで負けた馬たちがうっぷん晴らしに名古屋で暴れる、といった風情だった。
ところが最近は、前走も前々走も長めの地方重賞をチョイスし、勝ったり負けたりを繰り返しながら、ここへピークをもってくる馬が増えている。
旧JCダートから名称を改めたチャンピオンズC組も皆無となった。
カギとなるのは
▼金沢・白山大賞典
▼浦和・浦和記念
▼盛岡・マーキュリーC
これらの地方重賞転戦組である。
このうち浦和記念は左回りなので、不得意な馬は惨敗するケースもあるが、名古屋は右回りだから、負けをさほど気にする必要はないようだ。
今年の出走馬で狙えるローテ馬は
今回出走予定馬のうち、このローテに当てはまる注目馬が2頭いる。
▼ストロングサウザー(牡5)
白山大賞典→浦和記念9着ときてここが叩き3戦目。
マーキュリーC、佐賀記念勝ちがあるものの、春の船橋・ダイオライト記念(2400)は6着だったので、本当の距離適性には疑問が残る。穴でおさえに。
▼トラキチシャチョウ(牡5)
白山大賞典5着→ブラジルC→前走福島民友カップ勝ち
条件戦時代から京都1900、阪神2000にも良績があり、この2500は初めてだが、こなせる下地はありそう。
とにかくビックリしたのが前走の走り。小回りの福島コースで外から馬群をひと飲み。
展開がハマったとはいえ、あの追い込みは並みの芸当ではない。
前半死んだふりができればここでも再現がないか。
人気馬にはちょっと不安あり
あれ、それをいうならケイティブレイブ(牡3)だって当てはまるじゃん、という方へ。
確かにケイティもそうなのだが、過去前哨戦を1着→1着ときてここも勝った馬が見当たらないので、あえて「上積みのなさ」を指摘し、当欄では「消し」のジャッジとした。
アムールブリエ(牝5)はここが引退レース。
牝馬のラストランは昔から「買い」だが、こちらも米国入りが決まった馬にそこまで無理を強いるかという嫌いがあって、おさえまで。
とにかく今年のグランプリはチョイ荒れ必至とにらんでいる。