恋愛もリズム感が大事

会話の最中、何も考えず脊髄反射でもしているかのように声が出るようにすると、聞き手も考える暇が与えられなくもなるのです。
テンポの良い言葉のキャッチボールの最中に、じっと考えてみれば実に失礼な発言もあるかもしれません。
そんなことなど気にもせずにどんどんマイペースに相手を引きずり込んでしまうのです。
それは質よりも量やスピードが優先される現代社会の風潮の影響もあるでしょうか。
パソコンやスマホを開けば、何かと訳のわからないコメントが大量に目に付くものです。
これらをいちいち失礼だとかと批判していても、どうしようもなく情報が押し寄せてくるのですから、もう気にするのが間違っているとして処理するしかありません。
女性も全体にそんな影響を受けているものですので、これを吉と捉えて応じた攻めを展開しようとするのが今回の企みです。

ただしゃべりまくるのとは違う

恋愛は押したり押されたりの駆け引きが大事だとはよく言われます。
その観点からすると、ただ押しまくれのような恋愛術は存在しないようでもあります。
全くその通りでテンポの良いリアクションばかりでモテる訳でもないのです。

・ちょっとは素養がなければ滅茶苦茶になるかも
ここでは口数が勝負と言うのでは決してありません。
しゃべっていれば、これまでの人生経験からにじみ出る人間センスも現れてしまいます。
残念ながらそれは急には付けられるものではありませんので、個人差が出てしまうのもある程度は仕方ないことです。
あまり自信のない場合は、そこをわきまえて調整することも忘れてはいけません。
それでも決して引き過ぎては意味がありませんので、慎重にバランスを取るようにすることです。

女性は難しい駆け引きにはうんざりしている

・面倒くさい男性は流行らない
昔は恋の駆け引きをしてくれる男性にときめいていた女性も多かったようです。
それが恋愛ドラマの流行り廃れにも表れています。
じっくり見ないとよくわからないややこしい関係の男女が登場してくるドラマが、すっかり減ってしまったようでもあります。
今、見れば何でさっさと押し込まないのかと、とても意味不明な展開をさも楽しんでいる様子に時代を感じさせられたりもすることでしょう。
それよりもシンプルイズベストのわかりやすい流れにそのまま乗っかりたい女性が増えているようなのです。
その原因に周囲に存在する理解し難い人物の増加によって、さんざんくたびれさせられていることもあるのかもしれません。
それはさらには価値観の多様化にもよるのでしょうから、避けられない流れかとも思えます。
こうなってくると、男性にはひたすら単純に落ち着けることを望んでしまいたくもなるでしょう。
真っ直ぐ自分に向かってテンポよく攻め込んでくる、いかにもわかりやすくて扱いやすくもあるそんな男性に一票を投じたくなるのです。

リズムを生み出すのはタイミング

ただテンポが良くノリノリであっても、リズムがあるとは言いません。
ヒット曲がそうであるようにメッセージが盛り上がるには、曲中のここぞと言うタイミングに載せているのです。
それはミュージシャンに勘とセンスが求められるのと同様の勘とセンスが求められるでしょう。
これは押し込んで受け入れやすい感情に女性がいるタイミングをキャッチする能力とも言えるものでしょう。
残念ながらこれもこれまでの人生経験が大きく影響していますので、一筋縄では上手にはできない人もいるかと思われます。
ですがそういうものだと思っているのといないのとだけの違いでも、見えない差は付けられるのではないでしょうか。
そうしているうちに見えない差が見える差になっていくのです。
恋愛とは心がけ次第で焦らずコツコツと積み上げていれば、上手になっていくものでもあったのです。