今こそ競艇!ファン歴30年のベテランが語る魅力とは
- 2019/02/01
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競艇人気、ただいま絶賛回復中なのです
客離れが止まらないとか、倒産するホールが相次いでいるとか、業界の売上は2003年からずっと右肩下がりだとか。パチンコ業界の明るい話題を耳にしなくり、ずいぶんたちました。原因の一つとしてあげられるのが相次ぐ規制、パチンコは出球制限がかかるわ、スロット6号機はゴミだらけとか。私、アントニオ犬助の周りでも、パチンコから足を洗ったという人は数多くいるのです。
その一方で、売上が上昇しているのが競馬、競輪など公営4競技。
中でも競艇は2012年から7年連続で右肩上がり、一時はピークの半分以下まで落ち込んでいたという売上も2015年に1兆円台を回復、2018年には1兆3236億円という実績を残すまでになりました。
なぜ、こんなに競艇の人気が上昇しているのか?気になった犬助は取材を敢行したのです。とはいっても競艇場が身近なエリアだけに、周りに数多くいるファンの一人に話を聞いただけなんですけれどね。
ハードルが低く、奥が深いのが競艇
誰でも予想することができるんだ。
こんな話から始めた彼は、親に連れられて体験して以来、競艇ファン歴30年。魅力の第一は、初心者でも予想がカンタンなところというのです。
例えば競馬なら血統、競輪ならスジ。これらはレース結果を予想する上で基本とされていますが、ご存知の通り非常に複雑なもの。血統やスジを一言で説明しろといわれても、なかなかできるものではありません。
一方で競艇の予想の基本とはスタートする「コース」と、A1からB2まで4つある「選手のランク」、ボートに搭載されている「モーター(エンジン)のランク」だけ。出走表にも掲載されている3つの要素を把握するだけでも、予想ができてしまうというのです。
「中学生(!)のころは、それだけをヒントに舟券を買っていたけれど、そこそこ当たるんだよ」とは彼の言葉。予想のハードルが低く、カンタンに勝負できることに多くの人が気付き、競艇人気が盛り上がっているのではないか?といいます。
もちろん、風向きが、水面が、ペラが、師匠が……と、考え出すとキリがないのも競艇の予想。入り口のハードルは低くとも奥が深いのが競艇、これも大きな魅力です。
ライブ感、競艇場の雰囲気がいい
水面を疾走するボートのモーター音もいいんだよ、と彼は続けます。
スタート前の高鳴るモーター音、爆音と共に水面を疾走する様子が魅力というのは、モータースポーツのファンと同じ感覚です。近年は減音モーターが使われているので、昔ほどではないとはいえ迫力は格別。ファンの中には音を間近で聞きたいがために、わざわざ競艇場外の立ち見スポットまで足を運ぶといいます。
また、ゆったり楽しみたいならば有料席もありますし、全員で盛り上がる無料席も楽しい、売店のフードもうまい、レストランならアルコールも口にすることができる、土日はタレントや特撮ヒーローのショウがるなど、一日中楽しめる工夫が凝らされているのも、競艇場の魅力です。
そして何よりも、勝った人の歓喜と負けた人の悲哀がない交ぜになっている空気がいい。彼のおススメは舟券を買って、ライブでレースを目の当たりにすること。Webで舟券が購入できるのも、人気回復の理由だと思うのですが。
競艇ならではのレース展開が魅力
スタートのタイミングだとか、第1ターンだとか、勝負の山場がレースの前半に集中していること。これも彼が競艇が大好きな理由だとか。
スタート、そして第1ターン、競艇はこれで結果がほぼ決まるのですが、それにかかる時間は10秒ほど。つまり10秒で大勢が決してしまい、結果が出るまでに1、2分かかるというのが競艇特有のレース展開です。
そして大勢が決定してから、結果が出るまでの時間こそが競艇ならではの魅力。勝利を確信してから決定するまでの時間が長いので、その間ドーパミンが大量に出るというのです。この感覚は、パチンコで信頼性の高いリーチがかかっている時間に似ているとか。それだけに、勝てなくなったパチンコから競艇へ人が流れているのではないか? と、彼は分析します。
なるほどねえ。こんな話の後に犬助は彼から誘われてしまい、来月の頭には競艇場初体験となる運びです。2万円ほど持っていけば充分とのことなので、彼の指南の元に舟券も購入してみようかと。第2弾も楽しみにしていただければと思っています。
とはいえ、全ては結果次第なんですけれど。