「若者がパソコンを使えない」についてオヤジが思うこと

  • 2018/01/30
  • ビジネス
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携帯電話からスマートフォンへ

携帯電話が一般に普及したのはホンの20年余り前のことです。当時は、純粋に電話でしたが、現在ではスマートフォン=スマホという、本来の電話とはかけ離れたアイテムに変化しています。そして、最先端に敏感な若者たちは、ガラケーと呼ばれる携帯電話よりもスマホを利用することが圧倒的に多いといえます。

少し時代を戻すと、携帯電話のメール機能が普及し、女子高生などが高速でメールをタイプする様子がニュースになったりしました。これには、職場でパソコンを駆使しているオヤジでさえ驚愕したものです。しかし、メールを一瞬で打ってしまう女子高生は、オヤジでも使っているパソコンを触れなかったりしました。

携帯電話からスマートフォンへ
そうです。世代によって得意とする機器が異なるのです。この状況は、時間を超えて現代に受け継がれています。つまり、パソコンを使えない若者が増えているのです。どうして、若者がパソコンを使えない時代になってしまったのか?答えは簡単で、必要性を感じないからでしょう。

自分たちがパソコンを使えるようになった経緯を思い出してみましょう。オヤジ世代でも上の方なら、カシオ計算機のPB-100というポケットコンピュータを買った記憶があるかもしれません。たったの14800円というリーズナブルな価格で、ベーシックを走らせる。自分でプログラムを書いて遊ぶ。そんなことができるマシーンでした。仕事で使える代物ではありませんでしたが、コンピュータに馴染む意義は大きかったといえます。

そして、就職すると部署に一台くらいはワープロやパソコンを置いてある会社も増えていました。OA機器を扱う会社なら、事務員でなくても触れることが望ましかったものです。そのうち、会社勤めをするならパソコンくらい触れないと駄目だという時代になりました。要するに、時代の要請があったわけです。

、会社勤めをするならパソコンくらい触れないと駄目だという時代になりました

 

スマホはどこまで突き進むのか

ところが、スマホの能力が向上した現在では、必ずしもパソコンを触る必要がなくなっているのです。5インチクラスの大画面になると、視力の良い若者にとって、文章データを読むことも苦ではなくなります。社内連絡をLINEで行うに至っては、パソコンの必要度が下がります。データの作成などはパソコンで行うとしても、それに携わるポジションでなければ、スマホで読めばこと足ります。大画面が必要ならタブレットもあります。

さて、こうしてみると、若者がパソコンを使えないことについて「最近の若い者は…」と思うこともありません。なぜなら、かつての女子高生のメール職人と同じことだからです。スマホを駆使することでパソコンを触らないのが若者であり、パソコンは使うもののスマホを活用しきれないオヤジという構図です。

結局は、自分に必要なツールを使っているだけのことであり、得意不得意の話になってしまいます。

とはいえ、まだまだオフィスにはパソコンが多数配備されており、報告書の作成などで使えないと困る職場も普通にあります。そこで働くオヤジにとっては、パソコンを使えない若者は、30年ほど前の自分たちの姿にダブる存在かもしれません。

スマホはどこまで突き進むのか
初めて見るキーボードを、おそるおそる一本指で押した記憶がよみがえる瞬間です。それだけに、パソコンを使えないからといって若者を駄目だとは思わないオヤジも多いことでしょう。頑張れよという程度かもしれません。自分の子供の世代ですしね。むしろ、パソコンは使えて当たり前という中間の世代のほうが、いまの若者に苛立っている可能性があります。

ともあれ、まだまだスマホの進化は続くようです。冗談ではなくパソコンを駆逐する時代がくるのかもしれません。なにしろ、その30年ほど前に使われていた、オープンリールのコンピュータなんて、いまではお目にかかれる場所もあまりないでしょう。スマホは、紛れも無くコンピュータなのです。

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