アフリカの奇跡!ルワンダが復興・経済成長できた理由とは?

  • 2018/12/07
  • ビジネス
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  • 松村 昴
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ルワンダは「アフリカの奇跡」

ルワンダにどんなイメージを持っていますか。ルワンダと聞くと、どうしても「ルワンダ虐殺」をイメージしてしまうオヤジが多いのではないでしょうか。実は、今やルワンダは「アフリカの奇跡」と評されています。

ルワンダの復興・経済成長は凄まじいものがあり、他のアフリカ諸国と比較しても「治安の良さ」や「汚職の少なさ」などプラス要素が強いです。それだけに、世界に目を向けているオヤジなら、ルワンダにも注目してみるべきです。

そこで今回は、「アフリカの奇跡」と評されるルワンダの復興・経済成長の理由やルワンダのビジネス環境について紹介していきます。

ルワンダは「アフリカの奇跡」

 

ルワンダの復興・経済成長ができた理由3つ

<ルワンダ国民の目的意識>
ルワンダが驚異的なスピードで復興・経済成長ができた理由の1つが、ルワンダ国民の目的意識です。ルワンダ虐殺という悲劇を経て、ルワンダ政府は国民に対して「ルワンダ人」という意識を持つように呼び掛けました。

これは、ルワンダ虐殺が「ツチ」「フツ」の民族対立によるものだったからです。そこで政府は、民族という垣根を超え、「ルワンダ人」として国を再建していくように国民に呼びかけます。その結果、ルワンダを復興させようと共通の目的意識を持つことができ、復興につながっていったのです。

<ポール・カガメ大統領のリーダーシップ>
ルワンダの経済成長には、ポール・カガメ大統領の強いリーダーシップも挙げられます。2000年に大統領に就任し、現在でも大統領として君臨しています。独裁者との見方もあるのですが、強いリーダーシップでルワンダを導いているのです。

ポール・カガメ大統領は、経済成長のための明確なビジョンを打ち出しており、これによって急速な経済成長を遂げてきたのです。ちなみに、ルワンダ政府は2020年までに中所得国になり、2035年までに高中所得国になることを目標に掲げています。

ルワンダの復興・経済成長ができた理由3つ
<ICT分野への国家戦略>
ルワンダの急激な経済成長は、国家戦略としてICT(情報通信技術)分野を重視していることです。ルワンダは、2000年にICT立国を目指して2020年計画(Vision 2020)を発表しています。

ルワンダは、地下資源などが乏しく、内陸国で港を持っていません。そのため、製造業などは不利です。そこを逆手にとって、ICT立国になることを国家戦略に組み込んだのです。

ポール・カガメ大統領の強いリーダーシップと相まって、ルワンダではICT立国として着々と成長しています。インフラも整備されており、積極的にパソコンの導入やデジタル分野の教育を行っています。その結果、現在の経済発展へとつながっていったのです。

 

ルワンダはビジネス環境が抜群

ルワンダは、アフリカの中でビジネス環境が随一となっています。ICT立国を目指しているだけあり、国土のほとんどでネット環境が整備されています。法人設立もネットで可能となっており、6時間で法人登記ができるとされているのです。

ルワンダのビジネス環境が抜群の理由には、政治・治安も挙げられます。ポール・カガメ大統領は絶大な人気を誇っており、アフリカ諸国では類を見ないほど、政治的な安定を維持しています。また、治安の良さもアフリカではトップクラスです。

このように、ルワンダはビジネス環境が整っています。そのため、世界の投資家もルワンダには注目しており、今後もさらなる発展が期待されているのです。

ルワンダはビジネス環境が抜群

 

ルワンダの今後に注目!

今後、ルワンダはどんどん成長していく可能性が高いです。政治的な不安がないため、マイナス要素がほとんどありません。しかも、ICT分野を国家戦略としているため、環境を整えることができれば、成長の一途をたどっていくはずです。

アフリカ自体が、今後は成長していくと予測されているわけですが、それを引っ張っていくのはルワンダかもしれません。それだけに、デキるオヤジは今からルワンダに注目しておくべきでしょう。

この記事の作者

松村 昴
松村 昴
大学生時代からギャンブルを愛するフリーライター。 競艇・競馬・カジノがとくに大好き。 現在は全国24競艇場を旅しながら記事を執筆中。 趣味はアウトドアでキャンプやサイクリングで気分転換。
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