オヤジが手っ取り早く髪の毛を増やすなら
- 2017/06/03
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AGAの治療だけでは不十分な理由
多くの男性は20代を過ぎたころから薄毛に悩まされます。主な原因は男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン」が発毛を阻害するからだと分かっているので、プロペシアを服用したり、ミノキシジルを塗布したりする治療法が行われています。
けれども、こうしたAGAの治療は40代や50代のオヤジには手遅れで効果が無い場合がほとんどです。なぜならジヒドロテストステロンのせいで発毛サイクルが早くなると、毛母細胞が早く寿命を迎えて、そこからは二度と生えて来なくなるからです。
もしオヤジ世代が自分の髪の毛を増やすなら、AGAを治療するよりも植毛や増毛、カツラで対応した方が手っ取り早くて効果的だと言えます。
植毛と増毛とカツラの違い
植毛は自分の髪の毛や体毛を、毛根から皮膚ごと切り取って移植する方法です。手術から半年ほど経って定着すると、他の髪の毛と同様に生えるようになります。自分の体毛なので仕上がりが自然でありメンテナンスも不要ですが、一度に手術できる量が限られ、切り取った箇所には傷跡が残ってしまうのが難点です。
増毛はまだ残っている自分の髪の毛に人工毛を取りつけてボリュームを増やす方法です。広範囲で自分の髪の毛が無くても、編み込み用の土台を糸やシートで作って増やすこともできます。装着したままにできるので一緒に洗えるなどメンテナンスは簡単ですが、自分の髪の毛に負担がかかりやすく、さらなる抜け毛を招く恐れがあります。
カツラは既に人工毛が編み込まれたネットを被って装着するものです。医療用のマジックテープやクリップを使って自分の髪の毛に留めます。広範囲をカバーできて、取り外しができるので自分の髪の毛に負担がかからないのがメリットです。ただし不自然に見せないようにするほどカツラは高額になり、寿命も3年前後と短くなります。
増毛とカツラ、どちらが優れている?
手っ取り早く髪を増やすとなれば、増毛かカツラの2つが選択肢になるでしょう。どちらが優れているかは、重視するポイントによって異なります。自分の髪の毛を活かすのであれば増毛の方がボリュームを調節しやすく、仕上がりも比較的自然です。
カツラは装着部分を剃らなければいけない場合があり外れるリスクも伴いますが、薄毛の範囲が広ければ一度にカバーできます。清潔感では、付けたまま洗える増毛の方があるように思えますが、外すのが容易なカツラは地肌を満遍なく洗えるので、雑菌の繁殖を防げます。
何よりも重視したいのは費用です。初期費用は増毛で1,000本あたり5~6万円くらい、カツラで10~50万円くらいが相場です。さらに自分の髪の毛が伸びた時のメンテナンス費用が必要で、増毛の方がカツラの2倍ほどかかります。逆にカツラは寿命があるので、初期費用と同額が数年ごとにかかります。カツラの値段やメーカーの違いにもよりますが、10年で300~400万円ほどの出費を覚悟した方が良さそうです。
髪の毛が増えれば印象は大きく変わります。周囲からの好感度が上がったり、自分に自信を持てたり、女性にモテたりするかもしれません。見合う効果があるなら十分に元は取れるでしょう。