大阪杯2017 初物G1は王道ローテで決まらない
- 2017/03/25
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勝ち馬は来年以降の指針となるはず
いよいよG1昇格後、初めての大阪杯が行われる。
中山記念以外にトライアルらしいトライアルもなく、とりあえず初年度は「オールカマー」らしく、どこからでも参戦していらっしゃい、といった風情。
そのうちに古馬を4月に仕上げる手腕、ローテも確立されるだろうが、まずはどんな馬がタイトルを獲るか、興味津々の春G1開幕戦なのである。
過去の初物G1を振り返る
1984年という年は、中央競馬にグレード制が導入されると同時にレースの距離体系が整備され、
→天皇賞(秋)が2000Mに短縮
→宝塚記念がG1に格付け
という変革があった。
同じ中距離路線の変革第1回目という観点から、この84年の2レースがどんな結果をたどったのか、振り返っておこう。
▼84天皇賞(秋)府中2000M
1着 ミスターシービー1人気 前走毎日王冠2着 3冠馬
2着 テュデナムキング8人気 前走オールカマー7着、有馬記念2着、中山記念勝ち
3着 ロンググレイス牝7人気 前走京都大賞典2着、エリザベス女王杯勝ち、サンケイ大阪杯2着
→2人気カツラギエース 前走毎日王冠勝ち→5着
→3人気サンオーイ 前走毎日王冠3着→6着
▼84宝塚記念 阪神2200M
1着 カツラギエース1人気 前走サンケイ大阪杯勝ち NHK杯、京都新聞杯(2000)勝ち
2着 スズカコバン5人気 前々走サンケイ大阪杯3着→天皇賞春3着→ここ
前年宝塚記念2着
3 グローバルダイナ牝10人気 4月小倉大賞典2着→5月京阪杯2000M3着→ここ
→2、3人気ホリスキー、モンテファストは前走天皇賞春で3、1着後→惨敗。
王道組が軒並み苦戦
きれいに現れた傾向としては、
▼前哨戦で好走した馬の苦戦が目立つ
▼ローテが1通りに定まっていない
ことが挙げられる。
日程ありきで4月初旬に組まれた大阪杯に、一流馬を完調で出走させようとすると、3月にひと叩きするのが理想的。
ではあるが、今のところ中山記念以外に適当な番組がなく(このへんにやっつけ感ありあり)、陣営はこれからもローテにひと苦労することが考えられる。
そのおざなりな前哨戦を好走すると、反動が残り、本番での調子落ちにつながりかねない、というのが当方の見立て。
冬に気楽な裏街道を歩ませた馬であっても、調子さえ上がれば十分に勝負になるのが新設G1の狙いどころと言えるだろう。
でなければ、小倉大賞典→京阪杯(当時)経由の牝馬がG1の宝塚記念で好走する姿はちょっと想像しがたい。
では、馬券の狙いはどこへ……?
▼中山記念好走組は軽視
▼ハンデ、ローカル重賞経由組に仕上げやすさの利あり
▼過去、秋天・宝塚好走馬の復活に注意
これが初回限定の大阪杯攻略法だ!