愛知杯2017 再び重賞のステージへ クインズミラーグロに一発あるか
- 2017/01/10
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●見事2度目のOP入りを果たす
3歳秋の紫苑S勝ち以来、パッとしないまま1000万下に降級していたクインズミラーグロ(牝5・和田正道厩舎)。
昨秋に再び上昇気流に乗り、暮れのカウントダウンSでは10番人気で爆穴をあけてOPに帰ってきた。
愛知杯は昨年も参戦して7番人気11着だったが、1年かけて培ってきた成長の跡を見せてくれるだろうか。
●好走には条件がある
過去にクインズミラーグロが勝った、または好走したレースを振り返ると、けっこうピンポイントな条件付きで走る馬だということがわかる。
▼時計がかかる馬場
未勝利戦の千八勝ちタイムが1分51秒台。
中山の紫苑Sも2分0秒台で勝ち。
洋芝の札幌を難なくこなし、前走の準OPが二千で2分2秒台勝ち。
とまあ、とにかくパワー優先の馬場にめっぽう強い。
これは冬の中京戦にピッタリ合致する重要ファクターとなる。
▼やや展開待ち
前走は内枠を利して先行してのチョイ差しが見事に決まってはいるが、もともとは不器用なタイプ。
内枠が断然有利の冬の京都なんかは全然向かないかわりに、外をぶん回しても届くことがある中京戦なら出番もあろう。
昨年は4角で絶望的などん尻からの追い込み不発だったので度外視できるし、それでも0秒8差といくらも負けていない。
脚質に融通が利く今なら、うまく馬群を抜けてくることも可能だ。
▼輸送で体が減らないといいね
今までの戦歴と合わせて馬体重の変化を見ると、これがまあその時々でバ〜ラバラ。
デビュー戦はなんと410キロ台での出走。
さすがにこれは細かったらしく、次走12キロアップ、4走目は16キロアップと順調に「成長」し、一時は460キロ台での出走もあったほど。
ところがこれを維持できない。
北海道シリーズでなんと痛恨の26キロ減、6キロ減。
秋に帰ってきて14キロ、16キロのリバウンド。
そして前走またもや12キロ減。
いったいキミの理想体重はどこにあるの?
どうも輸送には弱い面があるようなので、できれば当日の馬体重を見た上で買うといいだろう。
●馬券の相手も古株のおねえさんへ
愛知杯の馬券キーワードは、
「4歳より5歳」
「差しより先行」
「ハンデは重い方から」
この3つ。
とくに穴が出るときは、活きがいい(ピチピチ→死語)ように思える明け4歳勢が人気ほど弾けてくれないので、十分休みをとった5歳以降の熟女から馬券を買うのが鉄則。
これに「左回り得意」「パワー優先」の追加ワードが当てはまる馬がいれば、たとえ何番人気だろうが買ってみて損はない。