ヨガは身体を動かすからスポーツ

ヨガといえば、老若男女に親しまれている種目？ですが、周囲を見渡すと「ヨガをやっている」という人は多くないように感じられるかもしれません。その理由として考えられるのは、ヨガは屋外でやるものでもなければ、大きな荷物を抱えて移動するものでもないことです。

つまり、ヨガをやっていたとしても外見ではわかりませんし、それらしい格好でいる人を見かけることもないため、直接本人に聞かない限りわからないのだといえます。

では、ヨガはどこでやっているのでしょうか？

一般的には、ヨガスタジオなどと呼ばれている専門のトレーニング施設で行われているものです。また、ある程度の習熟度を持っている人であれば、ヨガスタジオに通わず自宅でやることもあるでしょう。さらに、カルチャーセンターや街のヨガ教室などを活用している人もいます。

さて、ヨガをやっている人たちは何を目的としているのでしょうか？
よくあるのが、ダイエットや運動不足の解消、健康維持、精神統一といったものです。そこで持ち出される疑問に、ヨガはスポーツなのか？という定義づけがあります。

ダイエットや運動不足の解消という効果を期待できるなら、ヨガはスポーツだといえるかもしれません。ただ、スポーツの定義自体が「身体を使った運動」であり、運動とは「動くこと・スポーツ」だったりします。

結局のところ、身体を動かすヨガは運動でありスポーツなのです。非常にアッサリした答えとなりました。

もっとも、ヨガをわざわざスポーツと呼ぶことは珍しいかもしれません。スポーツよりも頻繁に使用されている単語に「エクササイズ」があります。「ヨガは健康によいエクササイズ」といった使い方です。もうお気づきかもしれませんが、エクササイズって、運動という意味ですね。つまり、スポーツと呼ぶのとたいして変わりません。この辺りの使い分けは、スポーツ、イコール競技というイメージがあるからかも。

ヨガに期待できる効果は小さくない

ヨガは誰と競っているわけでもありませんので、単に運動を意味するエクササイズの方が無難といえるでしょう。

ゆっくりとした動きをするヨガは、呼吸とポーズ、それに瞑想を組み合わせることで、心身のバランスをとり、安定させる効果を期待するものです。その種類やポーズは数百とも数千ともいわれており、効果の大小もさまざまとされています。

ほとんど動かない陰ヨガと呼ばれる種類のものでは、スポーツとしての効果はそれほど大きくないかもしれません。しかし、効果がないということでもないです。継続して行うことで、運動量に見合った効果を期待できるでしょう。

ゆったりとしているヨガの中でも、基本となるハタヨガであれば、中間的な効果を期待できます。これを高温多湿の室内で行うホットヨガであれば、大量の発汗が想定されるため、効果も一気に上がりそうです。

さらに、力強く行うその名も「パワーヨガ」なら、かなりの運動量となるため、スポーツと呼ぶに相応しい効果を得られる可能性があります。

いずれの場合も、ヨガとして期待できるのはインナーマッスルの強化、体幹の強化、姿勢を正す、代謝の促進、脂肪燃焼といったものです。ダイエットや健康維持によいとされるのも当然ですね。

とくに、最近注目されている「有酸素運動」をしなければ！と考えているオヤジにはヨガがおすすめといえます。なにしろ、ヨガは有酸素運動であり、同時に精神を整えリラックス効果を期待できるスポーツなのですから。

ただ、習いに行くスタジオはよく調べて見学するとか、体験をしてみるとか、注意して選びましょう。回りが女性だらけでビビッてしまうということがないように…。それが楽しみというオヤジには、なにもいうことはありません。