カール・ラガーフェルドに学ぶダイエットの考え方
- 2017/02/10
- ボディメイク
- 1147view
- ダイエット/メタボ
- ダイエット
- ファッション
- ブランド
- プロテイン
- メタボ
- 食事
スキニーが流行したのも彼のせい
サンローランのクリエイティブ・ディレクターを昨年春に退任したエディ・スリマン。
「ロック」、「少年性」、「繊細」そんな言葉を持って表現される彼のデザインは、ディオールオムでのデビュー以来、熱心なファンを作り出し続けています。
彼の登場は衝撃的でした。
オーバーサイズなシルエットを瞬く間に駆逐し、細身のシルエットが世界中のファッションのトレンドとなったのです。
身近なところでは「スリム」とか呼ばれてダサいものの象徴だったデニムのシルエットを、スキニーなる言葉で一般化したのもスリマンの功績。
そして、カール・ラガーフェルドお爺さんをダイエットさせたことでも知られています。
妖怪・カール・ラガーフェルドとは誰か?
カール・ラガーフェルドとは、言わずと知れたシャネルのヘッド・デザイナー。
そればかりでなくフェンディやクロエ、そして自身の名前を関したブランドでも活躍中。
御年83歳、ますます意気軒昂といった様子のファッション界の重鎮、妖怪、ラスボスなのです。
ハイブランド中のハイブランド、シャネルは今や説明不要なのですが、街中にいるお姉ちゃんから、お金持ちのマダムまで恐ろしく幅広いファン層を持つという点で、他のブランドとは一線を画しています。
こんなブランドの立ち居地を確立したことこそ、ラガーフェルド氏の功績。
ブランドの創業以来のモチーフとストリートテイストを絶妙なバランスで配合する手腕は、彼ならではといえるでしょう。
10年ほど前のラガーフェルド氏のルックスといえば、でっぷりと太った体にポニーテールという、綾小路きみまろライクなものでした。
そんな彼が、一気に痩せて話題となりました。
ダイエットとはゲームである
話によると100キロから60キロへの大減量だったとか。
どことなくユーモラスなルックスだったラガーフェルド、ダイエット後の彼はマッドサイエンティストに様変わり。
主に採っていた食事はプロテインとダイエットコークだったとか、はたまた温野菜だったとか。
そんな手法も気になる所ですが、振るっていたのがダイエット成功後のコメントです。
「ダイエットは失うことが勝つことである、唯一のゲームだ」
ダイエットとはゲームであると言い切ってしまう割り切りが、実にカッコいいとは思いませんか?
自分で思い立たなければダメということでしょう
ダイエットしたくなる、そんなきっかけは何でしょうか?
医者に言われてとか、健康診断で引っかかってとか、誰かに言われてというケースがほとんどではないでしょうか?
ラガーフェルド氏は自分でゲームであると割り切って、ダイエットに取り組んだ。
だからこそ大減量に成功したのでしょう。
ファッション業界のど真ん中にいる彼のことですから、周りはダイエットのスペシャリスト揃いだったということもあるでしょう。
専属のシェフもいるとの話ですから、普通の人では考えられないような恵まれた環境にあったのも否定できません。
もちろん大減量に成功すれば、ファッション界にとどまらない話題になることも計算してのことでしょう。
しかし、40%ものダイエットは並大抵の苦労だったとは、想像に難くありません。
そういえばラガーフェルド氏はダイエットについて、こんなコメントも残しています。
「スリマンがデザインした、ディオールオムのスーツが着たかったから」
……ね、やっぱり、自分で思い立たなきゃダメっていうことですよ、多分。