抜け毛が少ないのにハゲてきた!そんなことってある?
- 2016/07/28
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薄毛・ハゲは髪の本数で決まるとは限らない
薄毛になるのは髪が抜けるからだという理解は間違いではありません。むしろ、抜けないのにハゲる方がおかしいですよね。抜けたところがまとまっていれば、そこは紛れも無いハゲになります。
ただ、すべてのハゲが等しく目立つ抜け毛を伴うということではありません。
女性の場合を考えるとわかりやすいですが、ハゲが少ない女性にも薄毛で悩む人は少なくありません。女性用のウイッグなどは大人気です。なぜ、ハッキリとハゲている人が滅多にいない女性が薄毛になるのかといえば、髪の一本一本が細くなることが関係しています。
同じ一本の髪であっても太い髪であれば全体ではボリュームアップします。しかし、細い髪だとボリュームがでません。結果的に、抜け毛がなくても薄毛になってしまうのです。
女性男性型脱毛症FAGAと呼ばれる女性の薄毛の主な特徴ですが、これは男性の薄毛でも同じことが起こり得ます。これまで太かった髪の生育が阻害されることにより、細くてこしのない髪に変われば、抜け毛が少なくても薄毛・ハゲで悩むようになるのです。
男性の脱毛症のメカニズムから解明
男性の場合、ハゲにはいくつかの分類があります。
・円形脱毛症
・神経性脱毛症
・ひこう性脱毛症
・脂漏性脱毛症
・男性型脱毛症
その他にもありますが、数ある脱毛症の中でもAGAの略語で知られる男性型脱毛症が群を抜いて多いです。男のハゲのほとんどはAGAとまでいわれる程です。
AGA男性型脱毛症のメカニズムは、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼのよってDHTジヒドロテストステロンに変換され、このDHTが毛乳頭細胞で毛髪の成育を阻害するというものです。
その結果、抜け毛が生じるわけですが、前頭部の生え際と頭頂部に症状が出やすいのが大きな特徴です。
前頭部が後退するとオデコがひろくなり、サイドの生え際がハゲれば「M字ハゲ」となります。頭頂部の脱毛とあわせて、中年期以降の男性には特徴的に見られるタイプの脱毛症です。
もちろん、男性型脱毛症であっても違う症状を見せることはありますが、少数派といえるでしょう。
さて、このAGA男性型脱毛症の典型的パターンがM字とてっぺんのハゲであることから、ごっそり抜けているイメージが強いと思われます。しかし、AGAであっても一気に髪が抜けるわけではありません。成長サイクルという長い期間で起きるものです。もし、バッサリと髪が抜けるとしたら、それはまったく別の病気を疑うべきです。
つまり、AGAがゆっくりと進行する場合は、抜け毛自体に気付かないこともあり得るのです。本人が意識しない抜け毛によって薄毛・ハゲができてしまう。十分に考えられることです。
さらに、抜け毛の発生する部位によっては、周辺の髪によってハゲの進行部分が隠されていることも考えられます。本人に見えない間は存在しないハゲと同じことです。そして、ある程度のハゲになった頃に気付いた場合「抜け毛は少なかったのにハゲるなんて」と落ち込むことになります。
そんなことにならないように、普段から髪・頭皮のケアには気を付けるようにしましょう。