マイルCS・2016 穴は今も昔もスプリンター出身馬だった
- 2016/11/11
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マイルの激流を制するのはスタミナかスピードか
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
モーリスの天皇賞秋を見るまでもなく、現代競馬で2階級制覇を成し遂げようと思ったら、マイルと2000が最も挑戦しやすいカテゴリーらしい。
そこで競馬ファンはこう考える。
「ならばマイルCSでも、適距離が2000あたりの中距離馬が狙えるのではないか」と。
そしてこんな理由付けをする専門家もいる。
「G1のマイル戦、とくに京都ではスタミナも必要とされるから、2000を得意とする馬が狙える」
近年、その傾向に拍車がかかった気が(筆者も)していたのだが。
人気馬ならそれでOK
最近このレースで好走している馬たちの顔ぶれといえば、
モーリス
イスラボニータ
トーセンラー
サダムパテック
カンパニー
など、皐月賞、天皇賞秋、いやそれ以上の距離でも走れる馬ばかりが目に付く。
いきおい、軸馬は「2000でも走れるスタミナの持ち主」と決めたくなるはず。
それでもよい。人気の馬ならば、確かにそうだろう。
しかし、馬券の相手はちょっとひねりが必要なときがある。
「2000、2000……」とお経のように唱えていると、考えもしなかった予想外の馬が突っ込んでくるのが、マイルCSの怖いところなのだ。
スタミナを凌駕するスピードの持ち主を探せ
NEIL ROY JOHNSON / Shutterstock.com
距離が持つ馬ばかりを探していると、見逃すのが「スプリンター」の存在だ。
ある意味これは当然だろう。相反するタイプの馬をいっしょに買えって言ってるんだからね。
しかし、距離に不安のあるはずのスプリンターがこっそり着に潜り込む年のなんと多いことか!
昔は、タイキトレジャー、リキアイタイカン、ギャラントアローなど、生粋のスプリンターが堂々2、3着に来るのは「指定席」みたいなもんだった。
ところが今のスプリンターたちは「身分を隠して」やってくる。
どういうことかというと、「スプリンター出身であることを名乗らずにマイルCSにしれっと参戦」するのである。
そのよい例が、10年の勝ち馬エーシンフォワード(13番人気)であり、翌年の2着馬(11番人気)フィフスペトルである。
ともに
▼芝1200、1400からデビュー
▼クラシックは距離が長くて惨敗
▼古馬になって初めて出たG1がスプリント戦
というタイプにあたる。
これらの馬を無視しては、今も昔も3連単馬券までは獲れない。
マイルCS馬券のまとめ
▼軸は2000もドンとこいの人気中距離馬
▼相手も同じタイプから1頭、そして純粋マイラーから1頭、さらに隠れスプリンターから1頭、この3点が勝負馬券。
▼ある程度「リピート」が効くので、去年惜敗の馬を最後のおさえに
(今年は強い中距離馬がいないようなので、さらにスプリンター勢のウエイトを上げるとよい)
これがマイルCS最新馬券トレンドだ。