パチンコ屋をマナーモードで楽しく過ごす

パチンコ屋にはパチンコ屋なりのマナーがあります。
それは利用上の注意などとして店頭に張り出している訳ではありません。
長年の習慣で培われてきた伝統的なマナーなどは、どこにも書いていなければすぐにはわからないでしょう。
その中でも遊戯に支障のありそうな暗黙のマナーを挙げてみます。

一般的にも通用しそうなパチンコ屋でのマナー

・席を離れる際のキープの仕方
パチンコもそう長時間座ってばかりではいられません。
トイレ休憩などで席を離れる際に、球が無くなっていれば何か私物を席か台に置いておかなければ取られても仕方ありません。
これはパチンコに限ったものではありません。
ですが特にパチンコは台が取れるかどうかで結果も大きく左右されますので、台の確保を確実に主張出来るようにしておく必要があるのです。
また、貴重品を置いていて取られても自己責任となります。
パチンコ屋にはそれくらい怪しい人物がいるのは当たり前、被害者の方が常識知らずくらいに思っておくしかないのです。

・喫煙は可能ではあるが
パチンコ屋はさすがに禁煙ではありません。
そこでマイペースでくわえタバコでいい気になって良い訳でもありません。
これはパチンコ屋に限らず、喫煙可能な公共のスペースではどこでも必須とされる暗黙のマナーがあります。
禁煙者にとっては、タバコに火をつけたまま灰皿に置いておくなどは、毒ガスを店内にまき散らしているだけにしか思われません。
パチンコ屋であっても、タバコは必要最小限に抑えて吸う立場でしかいられないのです。
煙は上に向かうようにもするものです。
そんなルールは店内のどこにも張り出してはいないでしょうが、これは社会人として当たり前のことなのです。

・禁煙者もまた然り
かと言って、タバコを吸う人をやたらと毛嫌いするような素振りもいけません。
パチンコ屋ではタバコを吸ってもいい空間ではあるからです。
隣の席でちょっと一本タバコの煙が湧き出たからと、手で扇いでみせたりするのもマナー違反ともされます。
それくらいタバコが嫌なら他の席に移るしかありません。
世間では喫煙者は犯罪者のようにさえ扱われつつありますが、パチンコ屋では共存共栄の道を模索するべきスペースなのです。

ちょっと常連客になったら覚えておきたいマナー

・顔馴染みになった人とのやり取り
パチンコも行く店行く時間がほぼ決まって習慣になってくると、必ずやいつもいる人がいます。
その人もまた自分の顔も覚えてしまっているものです。
こうなると目が合えば軽く挨拶のひとつもしないと調子が出ないでしょう。
ただし、深入りは禁物です。
お金が絡んだ世界ですので、玉の出具合を尋ねたりしてもいい時もあれば悪い時もあります。
いつも機嫌良く遊んでいる訳でもありませんし、それが見た目ですぐにわかるものでもないでしょう。
人のテリトリーに余計な立ち入りはしないことです。
パチンコ友達になって良い情報を仕入れようなどという魂胆も見え隠れしなくもありませんが、これも欲に走り過ぎています。
基本的に自分と台との勝負に集中していたいものです。

・人が狙っている台は譲る
同じパチンコ屋に同じ時間に足繁く通っていると、いつも同じ台に同じ人がいたりします。
この場合、この人はその台がお気に入りなのですから邪魔をするべきではありません。
朝、並んで先にその台が取れそうな時でもあえて取らないようにしておきます。
自由競争なので設定が甘い台を見つければ、誰が狙っていようが早い者勝ちの世界かと思いきや、そういう雰囲気でもないのです。
同じ客仲間として場の空気を乱さないことで、ゆったりと遊べることにもなるのです。
ただ、厳しい世界でもありますので、それよりも良い台が取れるチャンスは逃さないという姿勢を貫くスタイルも無くはありません。