髪は女性の命とさえ言われたもの

男性の髪の最大の問題はハゲにあります。
女性は薄毛こそありますがそれほどの心配もないものです。
その一方で白髪はとても気にするものです。
男性なら年齢なりの貫禄が出るものとさえ受け止められますが、女性にとってはそれは恐るべし老化の証でしかないのです。
特に最初に発見した一本の白髪に愕然としてしまうのも女性ならではです。
となれば妻の髪に白髪を見つけても、自分の白髪を見つけた時のような気分で指摘もしづらいものとなります。
ではどんなリアクションをすれば良いのか、悩みどころです。
見て見ぬふりをしていても、彼女自身で気付くのは時間の問題です。
それどころか、もう既にわかっているかもしれません。
それなのに何も言ってくれないのは気付いてくれないのか、と思うかもしれません。
そこに二人の間に寒い風が通り抜けるように感じられてはいよいよ面倒になります。

いくつもある対処法

・夫として気にしない
男性としては、妻に白髪があってもそれほどは気にはなりませんが、気にしないからと言っても知らん顔はできないのです。
「おっ、白髪、はっけ～ん！」などと努めて明るく振舞うのです。
これで白髪なんて大した問題ではないのかと、女性は気が楽になれるのです。
これを「白髪なんて全然、気にしないよ、君は君で変わりは無いんだから」などとカッコつけるのは、大きな勘違いになります。
そもそも気にしているのは本人であります。
わざとらしい気の使い方は、気にしていることの表れとしか思えず余計に気に障ります。

・妻には気にしないようにさせる
一本、見つけたからと言って、急に全体に広がる人は稀です。
それに若くても体調不良などで白髪が一本くらい生えることだってあります。
ちょっとしたストレスに巻き込まれているサインであることもあります。
「白髪の一本なんか忘れてしまえば消えてなくなるものよ」などと、颯爽と吹き流してしまいましょう。

・カットしてあげる
白髪も一本くらいなら、まずカットしたくなるのが普通の対応です。
でも後ろの方に白髪が一本あってもなかなか自分では気づきにくいしカットもしづらくなります。
そこで、率先してカットしてあげるのが優しい夫と思えます。

・白髪染めをすすめる
白髪も数本のうちならカットで対応できますが、だんだんとまとまって発見する日もやってきます。
とりあえず封じ込めようと、いよいよ白髪染めの出番となります。
最近では良い白髪染めも販売されているようですので、ここは前向きに「染めてみたら」と言ってあげれば染める気にもなりやすくなります。
白髪もそのうち慣れてくれば、白髪染めも使わなくなるようになったりする人もいるのです。

・ストレスはないか、気を使ってあげる
女性は男性にはわからないストレスが山積みです。
それは男性にしても同じことかもしれませんが、女性の場合、特に気になるのが出産や育児のストレスです。
それだけでなく近所づきあいや楽そうな家事でも本人はそうではないこともあります。
思い当たる節があれば、できることは少なくても積極的に家事くらいは協力することです。

妻がどういうタイプなのか、わかっておくこと

対処法はきっと他にもいくつかあるのでしょうが、やはりどれが一番かはどんなタイプの妻なのかにかかってきます。
さらには、その時の気分によってもリアクションが変わったりもします。
白髪の発見時に関わらず、日頃から臨機応変にこれがベストと思える応対ができるようにしておくことでしょう。
傾向として若くて綺麗なことが自慢な女性ほど白髪で受けるショックは大きくなります。
実際に白髪でどう感じる妻なのか、夫としてはもうわかっているべき年齢でしょう。
相手の目線になって白髪のショックを共感してあげれば、ショックが半分になるものです。
これが夫婦でいることの最も大きなメリットなのですから。