薄毛が悩ましい人たちの実態についての最新情報とは?
- 2019/12/04
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自分だけではない薄毛の悩み
薄毛に悩んでいる人は、その頭の中で「うすげ、うすげ~」とつぶやいている方も多いのではないでしょうか。
悩んでいる人にしてみれば、いかにも当然のことのようにも思えます。
こんな風に他人事のように推測しているばかりでなく、実態をもっと探るべく調査も行われています。
今回、参考にしたのは薄毛治療で実績のあるアイランドタワークリニックによる調査データです。
これを元に自分の現状と世の実態とを比較することもできるはずです。
1人で余計な思い込みに打ちひしがれるより、自分がどういう位置にあるのかを客観的に把握することが大切になります。
結果がどうであれ、そこから正しい対処をすることに向かっていけるのではないでしょうか。
ここでは以下のように行われた2019年度のアイランドタワークリニックによる薄毛に関する実態調査の結果を参考にします。
・調査期間:2019年6月24日(月)~6月26日(水)
・対象者:20代~50代男性
・対象地域:東京都、大阪府、愛知県、福岡県
・調査人数:1,600名
・調査方法 :インターネットによるアンケート
薄毛を悩みとした人は過半数を占めている
薄毛の悩みについてのアンケート結果は以下の通りです。()内は2017年度の調査結果。
・今、とても悩んでいる:11.8%(11.1%)
・今、やや悩んでいる:32.6%(23.9%)
・過去、やや悩んでいた:6.7%(5.5%)
・過去、とても悩んでいた:1.9%(2.6%)
・今も昔も 全く悩んでいない:47.1%(56.8%)
これから過去も含めると、薄毛で悩んだことのある人は52.9%になります。
同じアンケートを2017年にも行っていますが、この時は43.2%でしたから、たった2年間で約10%の増となっていることがわかります。
それも今現在の悩みとしている人が35.0%から44.4%と増えていますので、増加分のそのほとんどが今現在の悩みとなって増えていることになります。
この2年間で薄毛になった人が急に増えたはずもありませんから、薄毛が気になる人が急に増えたものと捉えておいて良いのではないでしょうか。
髪の毛が薄いかどうかでなく、髪の毛があったとしても薄毛が気になるから悩みになるというのがこの問題の難しいところです。
薄毛対策の理解は不十分
悩んでいるだけでは悩みの解消にはなりませんので、対策を講じようともしているものです。
具体的にどのような方法があるのか認知度についてのアンケートをしています。
これによると生活習慣の改善が70.3%、育毛剤(医薬部外品)が66.4%、育毛剤(医薬品)が64.3%と続いています。
対策方法の大体の認識はこんなところですが、実際の対策方法は他にもあります。
薄毛対策の認知度については、70%以上の人が生活習慣の改善を挙げて最上位になっています。
ですが、具体的にどうするべきものなのかがわかっていると言える人になると、約20%にも落ち込んでしまいます。
これは育毛などの薄毛対策についても、同程度の理解度に留まっているようです。
すなわち、気にはなっていてもテレビのCM程度の対策方法しか知らないのが一般的なのです。
・注目されつつある薄毛対策技術
そこでそれぞれの薄毛対策について全てを説明した上で、どの対策方法に期待するか期待度についてのアンケートをしています。
それによると増毛が55.7%、生活習慣の改善が53.4%、自毛植毛が52.5%と続いています。
ここで注目すべきは、自毛植毛が上位に食い込んでいるところです。
さらに年代別の期待度では20代が25.5%、30代で27.0%と、いずれも自毛植毛が最上位になっているのです。
対策方法として全世代から認知も理解も最もされていなかった自毛植毛に、若者世代を中心に良い反応を示したと言えます。
比較的新しい薄毛対策ですので、若い世代が期待するのも無理らしからぬことです。
※こんな記事もあります。【抱える髪の悩みを解決すると!あなたの周りが幸せになる!?【YAZIUP!!編集室がゆく 植毛芸人編】】
年代による薄毛に対する感じ方の違い
年代別では20代、30代、40代と徐々に薄毛を悩みにする人の割合が増えています。
これは薄毛の発生する割合の増加ほどでは無いでしょうが、正の相関関係は見えてきます。
そして注目すべきは、さらに薄毛が深刻になりそうな50代になると、40代で悩んでいる人の割合を逆に下回ってしまうことです。
何に付けても「心配するな、悩みは時間が解決してくれる」と言う一般論は、総じて間違ってはいません。
若い頃には真剣な問題だったのに、今では笑い話になっていることの一つや二つは誰でもあるものです。
例えば、身長が低くて学生時代にはシルエットだけでは小学生かと思われて結構、当時は気にしていても、それは時間とともに問題では無くなっていくものです。
デメリットとして満員電車では息苦しい暑苦しいとかは永遠の課題ですが、小さいからこそ人から可愛がられていると言うメリットを感じることもあるのです。
ただ髪の悩みは、そんなものより大きいことは確かでしょう。
・20代だからこその悩みがある
悩みである無しに関わらず、自分に薄毛の症状があるとの認識度については、63.3%もの人が薄毛の症状に自覚ありと解答されました。
これを年代別にすると、20代で54%、30代で65%、40代で67.5%、50代で67%となっています。
20代でも自分を薄毛だと認識している人は54%もいるのは、意外ではないでしょうか。
その全ての人が悩みとまでしている訳ではないでしょうが、それにしてもまだ20代なんかで薄毛に気付いた時は、一応に少なからずのショックを受けることは容易に想像もできます。
それは身近に薄毛であるだけで、年不相応におっさん扱いされている人がいるからです。
もし身近にはいなくても、テレビなど俳優の意外な実年齢に驚いたりしたことはあるでしょう。
若ければ若いほど老化の証拠となってしまう薄毛に敏感な反応を示すのも当然なのです。
そして若いうちなら頑張り次第では何とか成果を挙げられる余地も残されているからこそ、悩みとして追及していきたい問題になっているとも言えそうです。
薄毛に寛大になる50代
・あきらめられる症状になる
50代にもなると薄毛の認識度も若干下がっていますが、これは薄毛も大きく進行してしまうともう今さらどうにもならない、年相応の髪になっただけと観念もしやすくなることもあるでしょう。
髪の量が減ったとか、おでこに剃り込みが現れ始めているくらいですと、この先、放っておくと完全なハゲになってはしまわないかと対策を考え始めるものでしょう。
それが案の定、頭部の大部分を占めるようになると、ここから回復のしようもない、たとえ回復できるにしても相当の労力と出費が嵩むに違いないと思われます。
よく見かける前頭部だけのような薄毛初期状態で悩んでいる人は、50%前後になっています。
それが薄毛が頭頂部に及んだ状態になると、悩んでいる人は約11%と急に減ってしまうことも特徴的です。
・薄毛に馴染んでしまう
またそれほど進行していない場合でも、年月とともにそれが当たり前のように感じてしまうと悩みにはならなくなったりもするものです。
逆に大人の貫禄が付いた証しになっていると感じている人がいてもそれほどおかしくも感じられません。
それはちょっと白髪が見え隠れするとカッコいい大人になったような気がするのと同じようなものでしょう。
人間としても成長し、そんな外見上のことで悩んでいる時間などもうあまり残されていないと悟りを開き始める年代でもあるのではないでしょうか。