登山好きなら知っておきたい!「山」「岳」「峰」の違いとは?
- 2019/03/23
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登山好きなら知っておきたい違い
登山やハイキングが趣味の方は、よく山に行くはずです。どこの山を登ろうかと調べていると「○○山」「○○岳」「○○峰」などの名称が使われていることが多いでしょう。この「山」「岳」「峰」の違いは何なのか、意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
せっかく、登山やハイキングを楽しむなら、「山」「岳」「峰」の違いも知っておくのがおすすめです。普段は意識せずとも、知っておけば豆知識として使うことができるでしょう。そこで今回は、「山」「岳」「峰」の違いについて紹介していきます。
「山」「岳」「峰」の違いについて!
<「山」とは?>
3つの言葉の中で、一番よく使われている言葉が山でしょう。山とは、「平地に比べて土地が盛り上がっている場所で、傾斜した地形からなる」とされています。簡単に言ってしまえば、平地よりも高くて傾斜があれば、山と言っても問題ないでしょう。
また、山は独立峰で使われやすい傾向があります。独立峰とは、1つだけの単独の山のことです。富士山をイメージすればわかりやすいはずです。いずれにしても、一般的に使われるのは山となっています。
<「岳」とは?>
岳の定義は、「平地から盛り上がっていて隆起している地形」となっています。ほとんど山と変わらないことがわかります。ただし、一般的には険しい地形に岳が使われることが多いです。そのため、険しく隆起している地形を岳だとイメージしておくのがおすすめです。
また、山が連なっている場所の頂上を岳と指すケースもあります。実際に山々が連なっている南アルプスでは、「○○岳」という名称が付けられていることが多いです。険しい地形の山や山々が連なっている場合、岳が使われやすいと覚えておきましょう。
<「峰」とは?>
峰は、「山の尾根の付きだした部分」のことを指しています。つまり、山頂のことを峰と呼ぶのです。よく「最高峰」という言葉が使われますが、これは「最も高い」という意味となります。ただし、山の名称で峰が使われている場合、あまり山・岳と意味は変わりません。
<結論>
「山」「岳」「峰」の違いは、山と峰はほとんど違いがありません。ただ、険しい地形や山々が連なっている場合、岳が使用されることが多い傾向があります。また、峰は基本的に山を指すのではなく、山頂を指す言葉となっています。とは言え、山の名称で使われている時には、あまり山・岳と意味は変わりません。
つまり、結論を言ってしまえば、山の名称で「山」「岳」「峰」が使われている場合、ほとんど意味は変わらないのです。そのため、あまり意識することなく、「山」「岳」「峰」を使っても問題はありません。普段は意識せずに使いましょう。
「山脈」や「山地」の違いは?
山と言えば、「山脈」や「山地」という言葉もよく聞きます。山脈と山地の違いについても、おまけで紹介しておきます。実は、山脈と山地はどちらも山が多く存在する一帯のことを指しています。ただ、より険しい山々が連なっている場合、山脈とされているのです。
ちなみに、「高地」も山が連なっている一帯のことを指しています。ただし、高地は連なっている山の高さが低いのが特徴です。ほとんど似たような意味ではありますが、「山脈」「山地」「高地」にも違いがあるのです。
知識として違いを知っておこう!
今回は、「山」「岳」「峰」の違いをメインに、「山脈」「山地」「高地」の違いについても紹介してきました。意外とこれらの違いを知らない方が多いです。登山やハイキングで山に行く方は、ぜひこられの違いを覚えておきましょう。そして、登山仲間との会話などで、豆知識として披露してみてください。