頭皮のかゆみは、不良シャンプーを告発する信号か
- 2016/11/21
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頭皮にかゆみを感じたら、まずはシャンプー剤を疑ってみる
寒風吹く季節になると、皮膚が乾燥し、体のあちこちにかゆみが出るようになります。がまんできないほどの乾燥に悩まされる人もあるでしょう。
その原因は、食生活、生活環境、過敏症、細菌感染などいろいろですが、頭皮のかゆみについては、まずはシャンプー剤を疑ってみる必要があります。
シャンプー公害はいまもある
1980年頃だったでしょうか、「シャンプー公害」がうるさく言われたことがあります。洗髪力の強いシャンプーのせいで頭皮の脂分が失われ、抜け毛が大幅に増えた。髪自体も傷んだ。金はいいから、髪を返せと、主に30代以上の男たちがシャンプーメーカーを相手どって騒ぎ始めたのです。
騒ぎはいつの間にかうやむやになりましたが、シャンプーが原因の脱毛はいまも続いています。頭皮のかゆみは、その信号かもしれません。
シャンプー剤は化学物質のかたまり
シャンプー剤は、一言でいえば「化学物質のかたまり」です。汚れを落とす効果の高い「合成界面活性剤」をはじめ、防腐剤や酸化防止剤、保湿剤などがこれでもかこれでもかとばかり使われています。昔ながらの石鹸と違い、これらの物質でできたシャンプーには、皮膚や内臓を傷つけるおそれのある物質がなんらかの形で含まれています。
日本でいま一番売れているとされる某大メーカーのシャンプーの成分表は、次のとおりです。
「グリチルリチン酸ジカリウム、水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O.)液、ラウレス硫酸Na、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、POEステアリルエーテル、エタノール、グリセリンモノイソデシルエーテル、ジステアリン酸グリコール、PPG、ユーカリエキス、カモミラエキス-1、DL-リンゴ酸、POE(3)ラウリルエーテル、POE(4)ラウリルエーテル、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ラウリン酸、BG、水酸化カリウム液(A)、水酸化ナトリウム液、安息香酸塩、エデト酸塩、青1、黄4、香料」
1つ1つの物質についての知識がなくても、ギョッとしますよね。
2000種以上もある中から選ぶのは至難のワザ
上記の中でも「グリコール」という名のついた物質の危険度が高いという説がありますが、その真偽は素人にはわかりません。あまり多数の物質を使っていない成分のものを選ぶというのが、安全策かもしれません。
といっても、ネット検索すると「シャンプー解析」をうたったサイトが多数出てくるように、現在、売られているシャンプーは市販品だけでも2000種以上。その1つ1つの成分をチェックして買うなんていう芸当はとてもできるものじゃありません。
では、評価サイトを参考にするかといえば、複数のサイトを比べてみればわかりますが、これがまた独断の嵐。見ているうちに頭がおかしくなりそうです。
参考:シャンプー解析ドットコム
いっそ、石鹸にもどりますか
結論は1つ。洗髪してすぐにかゆみが出るようなシャンプーであれば、即退場にすることです。買い換えを繰り返せば手間も費用もかかりますが、その中から自分に合うものを見つけるしかありません。1回分ほどの少量をパッケージした試供用を用意しているものもありますし、旅行用として売られている少量のものを買う手もあります。
それでもダメなら、基本的には人体に無害な石鹸を使うという方法もありますが、これも体質に合わない場合があり。たかが洗髪、されど洗髪。なかなか奧が深いんですよ。