女性の心に一切響かない、シチズン「カンパノラ」の残念さ
- 2017/09/26
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あえていおう、フェティシズムは男性だけのものであると
以前、お笑い芸人さんが高校へ不法侵入を繰返し、女子の制服を盗み出し大量にコレクションしていたという事件がありました。
女性の下着が、パンストが、靴下が、上履きが……こんな事件は、たびたび起こるのですが、つかまっているのが、男性ばかりなのはなぜでしょう。
モノや生き物、体の一部などに性的な魅惑を感じる。
こんなフェティシズムを持っている人に占める、男性の割合が非常に高いからに違いありません。
何かモノに惹かれがちなのは男性だったりする。
これも、フェティシズムを持っている人に男性が多いというのと無縁ではないはず。コレクターと呼ばれる人々は、たいてい男性だったりしますし、モノに強いこだわりを持ちがちなのも男性の傾向。
彼女たちがすきなのは、決して時計ではない
そんな所を接客業の女性は非常によく知っています。
キャバクラのお姉ちゃんたちも、殿方の持ち物をほめることで、相手の懐に飛び込むといいますから、意外と時計のブランドなんかにも詳しかったりするもの。
でも、お姉ちゃんが時計の話を振ってくれたからといって「ギョーシェが」とか「青焼き針が」とか熱く語ってはいけません。
なぜなら、彼女たちの興味があるのは時計ではなく、我々の懐具合。ウンチクなんぞ聞きたくもないのです。
このことを忘れてしまっては、いつまでたってもお姉ちゃんとの距離が縮まるわけがありませんからご注意を。
ずば抜けた完成度を誇るシチズン「カンパネラ」
先日、久しぶりにあった友人が、腕に何とも存在感のある一本の時計を巻いていました。
「あー、これ『カンパノラ』だよ」。
今までショーケース越しに何度も目にしてきたカンパノラだったのですが、じっくり手にとって観るのは始めて。なぜなら、今ひとつ食指が動かなかったから。
「カンパノラ? あれってクォーツじゃん」しかし、カンパノラを実際に手に取りじっくりと観ることで、クォーツだからという偏見は大いなる間違いだったということに大反省をすることになります。クォーツ=悪という、非常に偏狭な時計好きが陥りやすい罠にはまっていたのですね。
今回、非常に間近で目にすることにできたモデルは「天満星(あまみつほし)」、テーマは「宇宙の壮大な風景」といいますから現物を目にしないでいると、思わず鼻白んでしまいそうになりますが、そんな大仰なモデル名もテーマにも全く負けないほどの完成度なのです。
思わずウンチクを語りたくなる一本
しかし!!これは、犬助が時計好きだったからこそ通じる話。
もっというとフェティッシュ心にあふれた男性だからこそ、カンパノラの魅力を感じることができるのです。
シチズンの技術の粋をつぎ込んで、高級時計も真っ青になるほどの完成度に惹かれるのは男性のみ。もし犬助が女性ならば、カンパノラを巻いているような男性は正直願い下げ。
だって、フェチが過ぎてめんどくさそうなんだもの。ちょっと水を傾けたら、時計の魅力を延々と語りそうだし。
で、カンパノラを愛用している有名人をちょっと調べてみたところ、劇団ひとりさんとか、イチロー選手とか……ね、めんどくさそうでしょ?
カンパノラのことも、友人のことも悪くいうつもりもございませんが、まあキャバクラ向きの時計ではないな、と。まあ、友人は一切カンパノラについて語ることはしなかったと、彼の名誉のためにも、ここに付け加えておきます。