大人ファッションは『嫌われない服』を着こなせたらOKです(ウソ)
- 2019/02/04
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1年の中でも、最も寒い時期になってきました。体調には気を付けつつ、1番冬らしいこの気候を楽しみたいものです。
そんな私は、カジュアル用の春物ジャケットを買いました。久しぶりにミリタリージャケットなんてモノに手を出しました。あと、オーダースーツ店を通り越して生地を扱う会社の方からは「春の新作生地が入ってきたから、このテーラーでオーダーしてね!」という、ちょっと不思議なお知らせをいただき、いつ生地を見に行こうか予定を立てているところです。
こんな風に、世の中は1番寒い時期でも、ファッションの世界ではもう春物が本格的に動き始めています。新しい季節に向けて服を新調する事もあるでしょうから、今回は服選びの参考になりそうな内容をご用意しましたよ。
まず考えたい服選びの基本は「嫌われない」こと
以前『「モテたい!」ならば、まずは「嫌われない」着こなしをマスターしよう』
なんて記事を書いた事もあります。大人の我々が格好良くなろうとしてまず考えたいのは「嫌われそうな要素」をなるべく減らしていく事です。
こう考える事で、自分では気付かない様なアクの強い服だったり、気が回ってないばかりにいい加減になっていた様な着こなしが修正できます。若い頃はファッションに興味があっても、大人になった途端にお洒落への意識が薄らいでいく男性は比較的多いもの。そうなればもちろん、格好良さも遠のいていく訳です。そんな男性が多い日本の中では、この「嫌われない」様にする着こなしを意識するだけでもその他大勢の男性から抜きん出ていく事が出来るのです。
「嫌われない」は最善の選択なのか?
ただ、この「嫌われない」という視点はBestな着こなしロジックとは言い難いもの。
昨今の殺伐としたSNSの世界を見れば嫌でも分かる通り「誰にも嫌われない」なんて表現はファッションにも存在しないのです。どんなに完璧を目指そうとも「誰にも嫌われない様なお利口さんな格好が嫌い」な人もいますしね。
また、表現の対象人数を広げれば広げるほど、その表現のインパクトというのは薄れてしまうのも事実。これもまた、ファッションに限らず表現するものなどには共通していますね。つまり「嫌われないファッション」は最強の着こなし術としては不十分なのです。
そんな中で私がこれから格好良くなろうとしている男性に向け、ファッションの第一歩のオススメとして「嫌われない」という視点をなぜオススメしているのか?と言えば、残念ながら日本での大人の男性のファッション偏差値があまり高くないから。いわば、マイナスをゼロベースにするためのオススメの方法のひとつが「嫌われない」という着こなしなのです。
「嫌われない」の次にある着こなしとは?
では「嫌われない」をさらにレベルアップさせると?
これはシンプル。「好かれる」です。
嫌われない格好が普通に出来る様になったら、今度は「好かれる」格好をしてみたいものです。ここで大切なのは誰に好かれたいのか?という事。人の好みは千差万別で、誰にでも好かれる着こなしなんてないですからね。ターゲットを絞った着こなしがポイントになってきます。
「どんな人からもなるべく嫌われない」着こなしを身に付ける事で自分を知る機会を得ていると思います。今度は相手を知る事で「好かれる」着こなしを身に付ける訳です。
一方、相手の事を知り、その相手が好感を持てる格好になるほど、その他の人の好みからは外れていく傾向にあります。そんな時に、ターゲットの人以外の意見を取り入れてしまうと着こなしの精度が鈍るので、あくまで意中の人に好かれるかどうかで判断する事が大切。
ここまで出来る様になれば、ビジネスでも恋愛でも、あなたが関係を築きたいと思う人たちと、より良い関係を築ける様になっていきます。
そして、我々大人はそこまで出来る様になりたいものです。ファッションってコミュニケーションツールのひとつですから。人と関わる能力はそのまま、生きる能力とも言えます。大人になってこのコミュニケーションの能力=生きる能力をより良く磨き上げられるのって、格好良いじゃありませんか。ぜひ、このYAZIUPをご愛読いただくオヤジ諸氏から、日本人男性が格好良くなっていけたらと思っています。まずはこの春、好かれるファッションを試してみませんか?