夫が理解しにくい「専業主婦の苦悩」
- 2017/11/09
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専業主婦は楽じゃない!
共働きが増えた昨今では、専業主婦のことを「生産性がない」「金食い虫」「気楽そう」と、まるで悪者のように非難する声が目立つようになりました。
彼女や妻に「専業主婦になりたい」と言われたら「はぁ?」と思うオヤジもいることでしょう。
あなたがもし、専業主婦に対して否定的な意見を持っているのだとしたら、それはなぜですか?
「働きに出るより、家にいたほうが楽」と思っていませんか?
妻に「専業主婦だって辛い」なんて言われたら、ブチ切れてしまうのではないでしょうか。
だからこそ、専業主婦の悩みは夫に理解されにくく、誰にも相談できないでいる主婦も少なくありません。
「うちは夫婦共働きで、妻もずっと外で働き続けたいと言っている」という場合も、専業主婦に否定的な意見を持ち続けるのは危険です。
出産や介護などでライフスタイルが変わり、やむを得ず専業主婦になるケースがある以上、専業主婦に対する理解がなければいずれ衝突します。
「家にいるより働きに出るほうが辛いに決まってる」という“どっちが辛いか対決”はさて置き、サラリーマンならではの悩みがあれば、専業主婦ならではの悩みがあってもおかしくないと思って、「専業主婦の苦悩」を頭の片隅に置いておくことをおすすめします。
評価されにくい
自営業であれ、サラリーマンであれ、働けば「お金」が手に入ります。
金という目に見えるものを得られるからこそ、仕事の頑張りを評価しやすいです。
一方、専業主婦はどれだけ家事を頑張っても、報酬を得ることはありませんし、子どもからも夫からも感謝されにくく、孤独すら感じることもあります。
稼ぎがないという辛さ
稼ぎがないことで「夫と対等ではない」と悩む主婦もいます。
ケンカをすれば「誰の金で食わせてやってると思っているんだ!」と言い放つモラハラ夫がいなくならない以上、稼いでいないことに引け目を感じる専業主婦もゼロにはなりません。
家事・育児も大変
掃除だけでも掃除機がけ、拭き掃除、お風呂掃除、ベランダの掃除、キッチンの掃除など、挙げるとキリがないほど沢山あります。
「専業主婦なんだから家事くらいはちゃんとしてほしい」という夫からのプレッシャーもあって、掃除も料理も何もかも全部をきちんとこなそうとすれば、休む暇はないに等しいです。
それに加えて育児もとなると、家事や掃除が手抜きになりがち。
こうした大変さを夫が理解していなければ「専業主婦なのに家事がちゃんとできないってどういうこと?」という心ない言葉が飛び出し、妻の心を深く傷つけることになります。
休みがない
会社のようにタイムカードがあるわけでもなく、家にいる間は常に家事・育児と隣り合わせ。
やっとゆっくりできると思っても、子どもの機嫌が悪くなったり、夫があれしろこれしろと言ってきたりして、エンドレスにやることが舞い込んできます。
『専業主婦はサラリーマンより偉い!』と言いたいわけではありません。
どっちが偉いという論争は夫婦関係を悪化させるだけです。
兼業主婦であれ専業主婦であれ、妻を尊敬し、感謝する気持ちを忘れないことが夫婦円満の秘訣ではないでしょうか。