考えすぎてしまうのは治らない、いっそ「開き直って」しまえ!
- 2019/05/30
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頭に渦巻くのは後悔のループ
「なぜ、こんな選択をしてしまったのか」
日常で後悔することは多々ありますが、中でも大きなダメージを喰らうのは、わざわざ足を運んだ映画がハズレだったときでしょう。これが一人だったならば、あきらめも付くのですが、例えば狙っていたあの子とのデートだったならば目も当てられないもの。上映中に彼女の表情をうかがうと、実につまらなそうにしています。しかし、ここから逃れる術はありません。大きな後悔を感じながら、ハズレと2時間も向き合う羽目になります。
なぜ映画の評判を調べなかったのか?あの監督の作品が面白いわけがないじゃないか?せっかくのチャンスなのに二人の間の空気も冷めきっているではないか?映画いって、食事をして、ムフフ……という、計画が根幹から崩れてしまうではないか!
頭に浮かぶのは後悔だけ。延々と考えすぎ、ハズレ映画を選択した自分を責めることになる。ネガティブなループにはまってしまうものです。
考え過ぎを治すには「開き直る」ことなのです
こんな場合の正解は言うまでもなく、考えすぎてもどうしようもないと開き直ることです。
「映画、ハズレだったね!」と開き直り、いっしょに笑い合って、次のイベントへのムードを盛り上げることに切り替えていくのがベストでしょう。にも関わらず、考えすぎるタイプの人はデート中ずっと暗い表情で引きずってしまいます。救われる唯一の道は、開き直るしかないのに。考えていてもムダなのに。
しかし、ネガティブなループにはまりがちの人に、考えすぎるなということ自体がムダなのです。だって、そういう性分ですし、そうやって長年生きてきたからです。
ならば「考えすぎる性格は悪い面ばかりではない」と、こちらでも開き直ってしまいましょう。考えすぎるということは、言い換えれば探究心があるということ。同じことをウダウダ考えてしまうのと同様に、興味を持ったことをとことん調べてしまうこと。これは、深い見識の持ち主となるのに不可欠です。また同じく、想像力が豊かということ。後悔のループにはまってしまうと大変ですが、楽しい想像がループ・拡大していくのは良いものです。これは、豊かな毎日を送るのに大切なこと。だから考え過ぎの人は無理をしてまで、その性格を治さなくても良い、そのままで開き直ればいいのです。
もっと考えすぎるという方法もある!
また、とことん考えすぎるというのも良い方法です。先ほどのハズレ映画なら、そのことをもっと考えてみましょう。例えば監督は、どの段階で自分が撮っている作品が駄作と気がついたのか?どんな顔でプロデューサーと打ち合わせをしていたのか?どんな顔でスポンサーと会っていたのか?こんな風に考えを深めていくと、だんだん可笑しみが増してくるもの。同じ考えすぎでも、これならネガティブなループから抜け出すことができます。
考えをもっと深めて、つまらない映画に共通することを抽出。「クソ映画の条件」までまとめ上げることができるなら大したものです。彼女に披露すれば大ウケ間違いなし、そこまで考えすぎることに惜しみない賞賛を送ってくれることでしょう。
時には酒に逃げるのも良いでしょう
子どものころや若いころと違って、歳を重ねてしまうと性分は治るものではありません。開き直り、付き合っていくしかないものです。そして付き合っていく上で、考えすぎという性分は悪くないもの。人生を豊かにするのに、重要な役割を果たしてくれるものでもあります。ならば開き直って、とことん考えれば良いのではないでしょうか?ネガティブなループを何周も繰り返すとポジティブに転換するもの。その時まで考え続ければ良いのです。
ただ問題は本当にネガティブな思考にはまってしまい、抜け出せなくなってしまう恐れもあること。そんな場合はループを抜け出すために助けが必要となります。その代表は大人だけに許された酒という妙薬、酒をかっ喰らって忘れてしまえば良いのです。開き直って付き合い続ける、付き合いきれなくなったら酒に逃げる。これが考えすぎを治す方法です、といいますか、これでは全く治っていないのですが、これしかないと、私、アントニオ犬助は現在、考えすぎています。