日中の陽射し、朝晩の冷え込み、人はもっと対応できないものか
- 2018/04/15
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爽快かつ難しいシーズン
今年の花見のスロットルも全開で夜桜も十分、楽しめた人も多いでしょう。
昼間の季節外れの陽気に浮かれて出かけた人は凍える思いをした人もいるかもしれません。
家にいても朝は暖房を入れて昼過ぎには冷房に切り替えたりと、エアコンもあり得ないフル稼働にてんやわんやかもしれません。
ここで問題なのはエアコンではなく、人間の方です。
花見は楽しかったけど、おかげですっかり体調不良に陥ってそこにアルコールも加わればただの二日酔いでもなかったりもするのです。
二日酔いのはずが、三日経ってもふらふらして、気付けば一週間があっという間に過ぎてしまうようではさすがにいけませんでしょう。
フレッシュな新年度で新しいメンバーや新しい仕事に張り切るどころでもなくなります。
新たな上司へのファーストインプレッションも台無しになってはいませんか。
そこで、今からでも遅くない一日の気温差に対する体調不良の予防と回復方法について目を通しておきましょう。
急な温度変化に身体はついていけない
ついこの前の真冬のシーズンに高齢者がお風呂の脱衣所で倒れることに対して予防が叫ばれていました。
この温度差による脅威は春になっても続いているのです。
身体には周囲の環境に馴染む機能があって、このおかげで夏は暑くても夏らしく冬は寒くても元気に暮らせていられるのです。
病原菌に対する免疫力の維持などを助けてくれたりしています。
ただし、この機能は瞬間的に働いてくれはしません。
太古から自然界のじっくりとした気温変動に対応できる機能として培われたものでしかないのです。
ところが、その気温変動が一日の間でこれだけ激しくなってくるとその抵抗機能も間に合わなくなるのです。
こうして重だるい、めまいがする、気分が落ち込む、動きたくないなどメンタル面にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。
お天気お姉さんが「明日も好天に恵まれそうですが、急な温度差にはくれぐれも注意しましょう」という意味もわかりそうでしょう。
どう注意するべきか
しかし「注意しましょう」と言われても、脱衣所ならともかく外気の気温までは変えようもありません。
それは身体の調節機能を増進させる血行促進に尽きます。
結局、あらゆる病気を予防、治療するのは血液でしかありません。
この血液を運ぶ血管を太くて長くて柔らかくできれば、若い人と同じくらい気温差にも平気でいられるようになるのです。
血管は外から与えられた刺激によって、身体のニーズを把握し自らを成長させる仕組みがあることも解明されつつあります。
・末端部位からのマッサージ
これからは朝でも上半身くらい裸になっても耐えられるくらいですので、一日の最初にまずタオルで乾布摩擦をしてみましょう。
鼻や耳、指の先など血流の途絶えがちな末端の毛細血管から刺激するのが効果的なようです。
血管はマッサージされれば、弾力性もアップし若返ることもわかっています。
こうして急に冷えても血流に支障が生じないようにするのです。
また、気が付いたときに腕や足をブラブラさせたり、擦るようにマッサージするのも血行を促します。
・目の周りにもっと血液を
つらくなると目がしょぼしょぼします。
それは目がしょぼしょぼするからつらくなるとも考えられます。
これはパソコンなどを凝視し過ぎることによるドライアイの症状ではあります。
ただそれも目の毛細血管の血流が不足することによって起きやすくもなるのです。
そこで目の周辺を軽く指で叩くように優しく刺激を与えてみましょう。
焦点を調節する筋肉も柔らかくさせますので、視力が回復したという人もいるくらいです。
あまりに擦るとしわの原因になったり、目を傷めたりしますので軽くするのが大切な注意事項です。