どうしても断れない話はこうやって断ればいい!
- 2019/04/27
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どの業界に勤めていようと、趣味のサークルに入ろうと、ある程度お互い気心が知れる様になれば『ものを頼まれる』事が多くなる。
上司に指示された案件を通す、お使いを頼まれるという頼まれ事は、20~30代の社員の役目だ。
4,50代の管理職になると、『それは無理』『難しい』という厄介な話を持ち込まれる事が多くなる。
だがこの手の『厄介な頼まれ事』に対する対応の仕方次第で、貴方の後の人間関係が決まるといえば、どうだろうか。
即、結論を出すべきは金銭絡みの案件
頼まれると厄介になる案件を提示された場合、即結論を出して良いものと、そうでないものの2種類がある。
もっとも後者の場合は、主にビジネスで難しい案件を相談され、結論を即座に出せない場合が多い。
その為、具体的に、何日までには結論が出せるのか目途をつけ『○日までには詳細をお知らせ致しますので、お時間頂けますでしょうか。』という一言は、相談されたその日のうちにメールもしくはLINE一通入れるのが、大人の男性のたしなみだ。
即、結論をだし、返答すべきなのは、以下の事柄だ。
1:金銭の貸し借り
2:ギャンブル
3:不動産などの連帯保証人の依頼
4:副業など、一見おいしい話への勧誘
5:物品の押し売り、共同購入の勧誘
1~5の事柄に共通するのは、本業に関係ない。
そして金銭や地位名誉絡みである。
不思議な事に、親しい仲になると、これらの事柄が許されると思っているオヤジがいる。だが、金銭絡みなり物販購入や利害で繋がったほど、脆いものはない。
これら1~5の事柄に対し、即断りをいれても人間関係にヒビがいかないぐらいの、人格と雰囲気を身に着けるのが、オヤジの最終目標だ。
では、後日結論を出すべき案件、もしくは、断りをいれるべき案件はどの様なものだろうか。
紹介者をたしなめるという断り方もある
4,50代になると、厄介かつ断りきれない事柄が山の様に出て来る。
具体的には以下の様な事柄だ。
1:知人の紹介で、話すのも嫌な人が部署に来たが、部署や会社、業界にとってメリットだと言われた
2:ダメ元で、お願いしているのが判る部下からの案件
1の場合、紹介者の善意と会社や業界へのメリットというダブルパンチなので、複雑だ。
この2つに、つけこみ、部署内で横柄な態度を取ったり、ワガママ言い放題という『困った人』を過去に何人も見かけた。
往々にして彼、彼女らは一流ではなく人間として2.5流で、自分の友達である紹介者とその知り合いにしか挨拶しない、自分の仕事以外はしない、気配りに欠けていた。
この様な場合は、紹介者に『あの人はダメだよ』と、ピシャっとクギを指すべきである。
フィットネスクラブのスタジオプログラムのレベルをキープしたい為に、自分の友達をあちこちから呼ぶバブル族のオバサンがいる。
そのオバサンとお仲間の態度が、まさにこれだ。
オバサン同士で大声でお喋りし、筋トレしている他のジムの面々に迷惑をかけても知らん顔で、インストラクターは見て見ぬふりだ。
これが組織だとどうなるか、仕事どころではないだろう。
2の場合は、依頼した方が、ダメ元で貴方に難しい案件を依頼している。
この場合、依頼者は最善を尽くしてダメだったので、貴方の力を借りようとしているのだ。貴方も、何等かの努力をする必要があるだろう。
何等かの努力をして、依頼者のダメ元の案件が少しでも形になりそうなのであれば、依頼した部下に、即連絡を入れるべきだ。
ちょっとした手間を惜しまない事で、貴方の仕事ぶりは評価される。
そうでなく『面倒な事を言ってきやがって…』と返答を放置して、何もしなければ何も言わなくても、貴方の不遜な態度は相手に通じてしまう。
すると信用は一気になくなってしまい、ダメ元の依頼どころか、重要な相談すらされなくなるだろう。
断りたい厄介な頼まれ事を前にして、言ってはいけない禁句3か条
ではオヤジが、内心断りたい案件を前にした時、ボロっと本音が出てしまう事もあるのではないだろうか。
心が折れた時に、ベラベラ喋ってしまうオヤジ程要注意なのだが、以下の3つは、どんなに心がボロボロになっても、口にしてはいけない。
1:オレじゃなくて、○○さん(同業者の他の人)に聞いてよ
2:聞いてみるわ→ダメだった、ごめんね~(何もしていなかった)
3:所詮世の中、お金と数字だからね~(だから君のお願いは無理なんだよ)
冷や汗をかいているオヤジもいるのではないだろうか。
断りたい案件や、部下からの意見を前にして、この手の本音がボロっと出てしまった人は要注意。
この上司は二流以下だな、という烙印を押されてしまっているかもしれないのだ。
厄介な案件や断りたい案件を前にした時こそ、オヤジが頼れるか、そうでないかの本領が試される。
ボロっと言った本音で墓穴を掘らない様にして貰いたい。