子どもが聞いたこともない大学を志望したら
- 2017/07/24
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夏休みは最後の追い込み勉強時期
いい歳したオヤジともなると、家に一人くらいいるんじゃありませんか、受験生の子どもが。
夏休みは目の色を変えて勉強に励む(またそうでなければアンタがはっぱをかける)時期。
暑い中黙々とエアコンの効いた部屋でカリカリ…ああ思い出したくもない真夏のドス黒い光景であります。
そうそう受験といえば、おたくのお子さん、そろそろいくらなんだって志望大学のひとつやふたつ、決まってるでしょうね。
またオヤジはしっかりと子供の志望大学を知ってるでしょうね?
…大丈夫か、おい。
日東駒専時代ならまだしも
一番いいのは「やりたいことがあって」あの大学、専門学校へ進学するんだという目標のある子。
これは放っておいたって勉強するわ。
ふつーはさ、自分の子だから贅沢は言わない、ちょっとばかりオレの知ってる大学へ行ってくれれば…なーんて考えるのが男親としては精一杯なんじゃない?
オレたちの時代にもあったしょ?早慶は記念で本命は日東駒専とか、国立と併願で上智青山とかね。
上位と中位の歴然としたクラス分けに沿って、志望校を決めたというか「選んだり」してさ。
ところが今は「がんばってる新興勢力大学」のレベルアップがすごくて、有名どころもうかうかしてられないんだって。
オヤジが知らない大学への進学を認められるか
とくに関西の私学は10年くらい前から「あそこに追いつけ追い越せ」とばかりに魅力ある教育プログラムや校風つくりに励んだら、いよいよ受験生たちの志望傾向が大きく変わりつつあるんだとか。
関西といえば「産近甲龍」でしたか?
いや、今の子はそういう古い流れに縛られず「新しいもの」でしかも「地道な即戦力カリキュラム」なんかになびくようですぜ。
さあ、そこまではいいや。旧態依然の教育なんか何の役にも立たないからね。
ただ、実際にカネを出す親のほうがその潮流を受け止められるかって話だ。
いやっていうほど学歴とネームバリューで世間の冷たい風あたりを受け、辛酸をなめ尽くしてきたあなた方が、新興勢力に快く子どもを送り出せるか。
ものごとはこの一点に尽きるよ。
あなたの教育感までが問われる受験になる
「ネームバリュー」か。
「カリキュラム」か。
「就職率」か。
「差別化」か。
確かにこればかりは、その子の将来を見なければ正解なんてわからないかもしれない。
けれど、これだけはいえる。
今の世に正解もないかわりに、道もまた一本ではないということ。
あなたのかわいいお子さんが探してきた道だ。門前払いせず親子揃って膝を突き合わせ、この夏よくよく吟味なされよ。