個人情報流出が止まらない
- 2017/03/20
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個人情報の流出は止められないもの
2017年3月10日、複数のクレジットカード支払いサイトへの不正アクセスによって72万件近い個人情報が流出した可能性があることが報じられました。運営を受託している企業によれば、システムの脆弱性を突かれた形での流出が考えられています。
さて、個人情報の流出は、このような外部からの悪意を持った不正アクセスによるものと、内部の人間による情報漏えいとがあります。そして、このどちらも相変わらずなくなっていません。従って、オヤジとしては、個人情報に限らず、情報というものは流出を避けられないものだと認識しておく必要があります。
情報の流出が止められないものであるなら、流出しそうな場所に情報を置かないことが重要になります。つまり、できるだけ自分の情報を外部に出さないことが必要です。とはいえ、行政でさえコンピュータ処理が当たり前でインターネットを活用している時代ですから、情報提供のハードルが下がっていることは確かです。いまさら、情報を出さないようにすることは現実的ではないかも知れません。
出せる情報と出せない情報の区分け
今回の情報流出では、クレジットカードに関する情報が流出した点が重いです。オヤジ世代の人間もよく知っているように、現在の通販サイトでは買い物に使うカード情報が、買い物をしている本人のものであるかの確認は容易にはできません。できませんので、たいていはそのまま使えます。従って、クレジットカード情報が流出してしまうと、他人が悪用することも難しい話ではないのです。
ここで、クレジットカード情報をあちこちに登録しないという防御手段が浮かんできます。なんでもネット利用でカード決済をする派のオヤジには無理な話かも知れませんが、出している先が多ければ多いほど、流出のリスクが高くなり、悪用被害を受ける可能性がでてくるからです。クレジットカードの利用は最低限にするのが良いという話になります。便利さを追求すると不便になるのです。
また、出せる情報と出せない情報の切り分けが難しい場合には、個人情報は流出して当たり前だから、いちいち気にしないという対応もあります。変な話ですが、個人情報の保護に関する法律ができてからというもの、法律の内容とは無関係に、情報は隠すものという考えが広まった感があります。何かにつけて、個人情報だから教えない!というアレです。
しかし、考えてみれば、それを知られて困るような情報って、あまりないのです。少なくとも、筆者のようなその辺のオヤジの場合は。だからといって、情報じゃじゃ漏れでは困りますが。
結論として、不正な流出はそれ自体が問題ですので、それはそれで対処してもらいます。同時に、情報は流出するものと心得て、実害が出るような情報以外については、流出上等くらいの気構えでいた方がより良い生活を送れると思っておけば気が楽です。もちろん、流出した時に困らないように、できる対策を打つことが前提となります。