M字ハゲは発見されにくい

M字ハゲとは、ハゲて残った髪の形状がМの字のようになっている場合に言われます。
額の中央部分はしっかり生えているままであるのに、額の両端だけがえぐれるようにハゲてしまうのです。
この両端部分には周囲の髪がかぶさっているため、当初は自分でも気付きにくいハゲでもあります。
長めの髪の人であれば、かき上げなければ見えないからです。
それも本来、薄い部分が少しずつ抜けてくるのですから、特に違和感も感じにくいものなのです。
でも、ある日気になってからはそうでもありません。
そこからの進行が速くなるのです。

 

 

M字ハゲの原因を探る

何事も対策をしようとするならば、まずは原因を正しく知らなければなりません。

 

・遺伝

髪にまつわるハゲなどの症状で、思い浮かぶのは遺伝です。
もちろん父親がハゲであったなら、必ずハゲになるとまでも言えません。
でもハゲの原因を引きずっているのは、間違いないようです。
ハゲを引き起こす物質を分泌しやすい体質は、引き継がれているのです。

 

 

・男性ホルモン

男らしい男性ほど、ハゲになりやすいと言うのは本当なのです。
男性ホルモンが、ハゲを誘因する物質を生成しているのです。
特にM字ハゲの原因となりやすいものです。

 

 

・生活習慣

M字ハゲは、急になるものではありません。
日々の生活習慣で少しずつハゲの原因が積み重なって、表れる症状でもあります。
毛根の健全な育毛活動を阻害させる第一の原因は、やはり栄養の補給が途絶える事です。
それは、日常生活の不摂生さにもよります。
睡眠不足、運動不足、食事のバランス不足などは栄養を運ぶ血行が低下させるのです。
飲み事などの夜更かしや食事時間のばらつき、そしてジャンクフードなどの摂り過ぎは良くありません。

 

 

・頭髪の手入れ

ハゲは毛穴に脂分が詰まるからだと、シャンプーを頑張り過ぎてもいけません。
擦り過ぎると毛穴を傷付けてしまうのです。
必要以上に泡立ててもすすぎ残してしまうと、毛穴をシャンプーが傷めてしまいます。
生え際の細い毛には特にダメージが大きくなります。

 

 

・目の酷使

パソコン作業などで眼精疲労になると、目に近い部位の血行が悪化してハゲが来やすくなるのです。

 

 

M字ハゲの対策を探る

こうしてM字ハゲの原因を探ってみると、遺伝はどうする事もできません。
男性ホルモンも活力の素ですので、あえて制御する事もありません。
するべきは規則正しい生活に尽きるでしょう。
生活リズムを一定にすれば、血行は一定の流れを維持し続けてくれます。
寝る時間と起きる時間は、はっきり言えるくらいに決めておくべきです。
運動も、夕方にはウォーキングを20分するなどの習慣も体の新陳代謝リズムを高めます。
食事の時間もバラバラにならないようにしましょう。
アミノ酸、ビタミン、ミネラルの補給も意識的に習慣づけましょう。
さらに目の使い過ぎ、シャンプーのし過ぎなどにも一定の配慮に努めておきましょう。
M字ハゲは他人からはもちろん自分でも気付きにくいものです。
早め早めに対策を講じないと、あっと言う間に手遅れになりかねないのです。