薄毛や抜け毛、脱毛には「亜鉛とポリフェノール」で対策!
- 2017/03/05
- ヘアケア
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薄毛には亜鉛とポリフェノール?
男性の薄毛は医療の進歩によって新しいAGA治療がどんどん登場していますが、どの治療法も最先端であるが故に高額です。またAGA治療薬は副作用の心配があることから、「薬以外での薄毛対策」を望む男性も多いようです。ここでは、男性の薄毛に「亜鉛」「ポリフェノール」が効果的である理由について紹介します。
男性型脱毛症のメカニズム
男性型脱毛症(AGA)は基本的に男性ホルモンの影響で薄毛、抜け毛が進行する症状のことです。髪の毛の成長サイクルに於ける男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの作用が主な原因です。髪の素となる「毛包」という部分には男性ホルモン受容体があり、男性ホルモンを受けると細胞の成長が止まってしまいます。そして発毛から髪が太く強く育つまでに抜けてしまうのがAGAの主な仕組みです。この男性ホルモン受容体は遺伝子レベルで個人差があるため、AGAの発生の頻度や進行の度合いまで個人差があります。
亜鉛の役割
亜鉛は、「体の成長」「細胞の再生」「酸化の抑制」といった新陳代謝に必要となる栄養素で、不足すると肌荒れや怪我の治りが遅くなったり、脱毛や不妊、味覚異常や免疫の低下を引き起こしたりします。また、体内でのインスリン生成に悪影響を及ぼすため、糖尿病のリスクを上げてしまいます。
亜鉛を多く含む食品は、牡蠣(かき)を筆頭として煮干しやカニ、スルメやウナギなど魚介類ですが、他にも豚レバーや牛肩肉といった肉類、ゴマや松の実、大豆製品といった豆類、パルメザンチーズなどチーズ類を始めとする乳製品と、幅広く含まれる割には不足しがちなので、好みの組み合わせで意識的に摂取しましょう。
亜鉛が薄毛へ抜け毛に効果がある理由
ヒトの毛髪を構成する物質のほとんどは、ケラチンと呼ばれるタンパク質の一種です。亜鉛は、食事で摂取したアミノ酸などの栄養素からケラチンを合成する効果があるため、新しい髪の毛を生やす役割を果たしてくれます。そして同時に、通常の男性ホルモンを強化した結果、抜け毛の原因に変えてしまう酵素、5αリダクターゼの働きを抑制する効果もあるのです。
さらに、抜け毛の原因となる別要因として頭皮ダメージがあります。亜鉛は、皮膚の代謝や修復にとって重要な役割を果たすビタミンAと深く結びついていて、頭皮の乾燥や炎症、フケの発生といった状況の改善に繋がりますから、生えた髪の毛の通り道となる毛穴を、健全に保ってくれる効果もあるのです。
ポリフェノールとは
ポリフェノールは、ほとんどの植物の葉や茎、果実などに含まれる生体成分で、植物特有の色素成分や苦み・渋みの原因となる物質の総称です。大豆で有名なイソフラボン、紅茶や緑茶に含まれるカテキンやタンニン、赤ワインで話題になったレスベラトロール、ココアやチョコレートでCMになっているカカオマスポリフェノール、ブルーベリーのアントシアニンなど、数千種類も存在しています。
これらポリフェノールは、植物が外敵からの攻撃や、光合成や紫外線によって生じる活性酸素から自分の身を守るための生体防御物質と呼ばれ、人間が摂取することでも活性酸素を無毒化し、抗酸化作用を生み出す効果が確認されていて、老化や生活習慣病の抑制や予防になると考えられています。
ポリフェノールが薄毛対策に欠かせない理由
薄毛予防として今ある毛髪を守るために重要な頭皮ケアを考えると、ポリフェノールは欠かせません。体内の細菌を処分するために使用される「活性酸素」という物質がありますが、栄養の偏った食生活を送っていたり、心的なストレスや紫外線など外的なストレスを受けたりすると、この活性酸素が「健全な細胞」まで破壊することがあります。
これによって老化が促進され、頭皮の部分で発生したらどうなるでしょうか。発毛を促すべき細胞が活動を抑えられてしまい、新しい髪が生えなくなり、薄毛へと繋がります。こうした悪性の活性酸素を抑制してくれる効果が、ポリフェノールには存在しているのです。