カセットテープにいまさら戻れる人はこんなタイプ
- 2017/04/19
- ライフスタイル・娯楽
- 822view
- 趣味
- 芸能人
- 著名人
- 趣味
- 雑学
- 音楽
いや驚いた!カセットが復活だなんて
海の向こうでは、あのPPAPをメジャーに押し上げたジャスティンくんが、もうひとつ懐かしい技術をこの現代に復活させようとしている。
それが「カセットテープ」である。
ジャスティン・ビーバーの2016年アルバムを一部カセットテープ版で出してみたら、なんと1,000本以上売れちまったんだと。
「なんだ、1,000本か」と侮るなかれ。
再生機器も持たない若者ファンが、聞く気になって買ったという事実。
PPAPだって、最初は再生回数1,000ぽっちから始まったに違いない事実。
これを考え合わせると、あながち捨てた現象でもない気がしてくる。
そこでカセット全盛時代を過ごしたオジサンが、いまカセットを楽しめる人をタイプ別に紹介する。
ノイズを「味」だと思える人
ユーチューバーにありがちな「録音マイクのサー音」を気にしてマイクを何本も買い替えるタイプは、絶対に止めた方がよい。
そもそも、物理的にテープをヘッドにこすって再生させているのだから無音なわけがなく、あれは「副産物」でしかない。
個人で録音したテープなんてもっとすごい。
まず「ボツッ」という録音音が入り、「サー」っという音がしたと思ったら突然歌が始まり、最後はまた「ボツッ」と音がして終了である。
とにかく手作りの気配がしまくりで、これを「ぬくもり」だとか「味わい」だとかに昇華できる人向けのガジェットなのだ。
音楽を手元に「ヘンな形で」残しておきたい人
知り合いの音楽評論家にもいるのだが、「音楽ってやっぱ、手元に形として残しておきたいんだよね」という人。
彼は、ウン千枚とあるCDをiTunes系のデジタルに移行するわけでもなく、いまだ電車内ではCDウォークマンを聴いている。
そう、形として残すならCDでもいいわけ。
しかし、それをあえて「カセット」というヘンテコな形のかさばる箱にして残しておきたいというのは、もはや……。
カセットは場所とるよ〜。何本もないうちはいいけど、ハマってすぐに100本とか集めてみな、困るから。
さらに気をつけたいのは「保存状態」。
今後数年ならまだしも、10年20年と経つうちに、どうなるか知ってます?
カビが生えて、粉がボロボロと落ちて……、あとはGoogle先生に聞いてください(汗)
再生機器に興味がある人
このムーブメントが一過性でない証に、実は新旧ラジカセの需要もまずまずあるのだという。
当時オジサンのお供は「東芝シュガー」でした。
ダブルデッキとかオートリバースとか、最新のようで「必須だろ!」と突っ込みたくなる機能しかなかったけどね。
怪しい新興会社の新製品に賭けるか、ふっる〜いリサイクル品でがんばるか、いずれにしろ「メンテナンス」と「目利き」は必須。
自分で裏ぶたを開けるくらいの気概を持たないと、いまラジカセとは付き合えないね。