新しい職場で嫌われる4つのセリフ
- 2017/05/06
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新しい職場での自己主張は命取り
オヤジ世代ともなると、転職や転勤も即戦力としての能力を求められます。20代や30代前半であれば、転職先でも新人扱いしてもらえるものですが、オヤジ世代は能力においてもマナーにおいても、「完璧な社会人」を求められます。そのため、若い頃に通用した「強気な自己主張」も、転職先では命取りとなります。ここでは、新たな職場でやってしまいがちな「はじめの10日で使うと嫌われるセリフ」を紹介します。
以前の職場を引き合いに出す
よく、「前の会社ではこうだった」「ああ、これは〇〇ですね。前の会社ではそう呼んでいました」というシーンを見かけます。実力もあり、経験者であるが故に、自分の知識を披露したい気持ちは分かりますが、基本的に、新しい同僚達にとって「自分はよく知らない他人」であることを自覚しましょう。いくら有益な情報であっても、自分たちの職場に新しくやって来た中年男性の「前の職場」には興味がありません。そもそも、以前の職場ではどうであろうと、新しい職場にはその場所のルールがあります。組織改革を任されたコンサルタントでもない限り、「郷に入れば郷に従う」というのが大人のマナーでしょう。
報酬や待遇面について質問する
若い人にありがちですが、転属や転職後、間もない段階で「待遇面について質問をする」ことはタブーと言えます。面接で昇給について質問をするのと同じくらい愚かな行為と言えるでしょう。直属の上司でなくても、待遇面について質問されれば、相手が同僚だったとしても「俺たちはこの条件でずっとやってきているんだから」と、新しくやってきた中年オヤジがいきなり待遇に不満を示す様なセリフを吐けば、面白くはありません。
派閥や社内ゴシップに興味を示す
入社してすぐに職場の人間関係を見極めることは、確かにビジネスマンとして生き残っていく上では重要な要素となりますが、そうした詮索を表に出すのは得策ではありません。「社内ゴシップや派閥に興味がある人間」というレッテルを貼られると、その後、警戒されて同僚から距離を置かれることがあります。いつどんなたいみんぐで自分の噂をバラまかれるかもしれないという不安を覚えるのは当然です。自分がまだ「どんな人間か」を周囲に伝えられていない段階でこうした行動は慎むべきでしょう。
以前の上司の悪口を言う
新しい環境に迎合することは、人間関係を構築していくうえで重要なことは確かです。しかし、新しい環境に同調することに集中しすぎて「前の職場の批判」「前の上司の悪口」を振り撒くのは賢い行動とは言えません。たとえ、いくら前職の上司や会社にダメな点があっても、知り合って間もない人間から「人の悪口や組織の批判」を聞かされたとき、人はどう感じるでしょうか。考えてみればすぐに分かることです。マイナス要素を含むネガティブな会話は、大人のビジネスマンとしては慎み、あくまでポジティブな発言のみでコミュニケーションを取れば、おのずと信頼関係は構築されていくはずです。