深夜NHKに5分追い込まれて無事バッキバキの筋肉痛www
- 2018/09/05
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それはそれはシュールな漢(オトコ)たちの番組
NHK(Eテレ含め)といえば、○○時50分からの5分間にチョイチョイ実験的かつ爆弾的番組を仕込んでくることがあるけれど、今回そのNHKさんがま〜たやってくれました。
ある意味ピタゴラスイッチより王道、スタッフ全員がマジメに取り組みすぎるその姿勢、ストイックさ、そして切り口の「そこじゃないだろ〜!」感満載な深夜のエクササイズ番組といえばそう「みんなで筋肉体操」のことである。
これ、動画サイトにもネタが上がって話題にはなっているんだけど、とにかく1度は本放送を体感して欲しい(でも再放送の予定がまだない!)のよ。
すっかり体も緩んだ深夜23時50分のNHK総合。
「さてと、寝る支度するかな」とおもむろにテレビのスイッチを切ろうとすると、急に現れる見事な逆三角形体型のムキムキ講師。
「さあ、はじめましょう!」
って言われたら、えっ今?と思うけどやるしかないじゃん。
って、体操のお兄さんがちょっと違うんですけど
で、なんだよ、出てきたのが俳優に庭師に弁護士?って!
意味分かんねえ。
3人のインストラクター陣の顔ぶれだけでも10分はツッコミたいのに、説明もそこそこにもう動こうとしてるし。
武田真治クンがいいガタイなのは知ってたけど、後の二人はそれに輪をかけてすっごいカラダ。ムッキムキ。
どう見ても最初はフィギュアかモデルの展示会みたいな風情。
で、またいきなり(腕立て伏せの回なので)「おすすめはフルレンジ・プッシュアップです」とか専門用語(説明なし)で雰囲気を作り、何が何でもこちらに腕立て伏せをさせるような仕込みが効いている。
センセーの言葉にヘンな抑揚がないのが、かえって不気味なくらいだわ。
もっと「キレてるね!」「いいよその大胸筋!」みたいな世界かと思ったら。
で、やめときゃいいのに、こっちも手を肩幅の1.5倍に広げてスタンバっちゃうんだな、これが。
なめちゃいけない、腕立ての基本を
そんでもって始めてみた腕立て伏せが、思った通りのキツさ。
胸が床板に触れるって、素人にはとうてい無理な負荷。
でもセンセーはちゃーんと「鼻やあごが付くくらいじゃダメですよ〜」とかおっしゃるし、素人の逃げ道をグイグイ塞いでくる。
意外と盲点だったのが「体を上げる方を速くする」という行為のド・キツさ。
2秒で体の重さを十分感じながら下ろして1秒でひょいっと上げる、このワルツのテンポを途切れることなく続けると、もう10秒で腕の裏みたいなところがプルプルしちゃう。
「ヒ〜、もうだめ、センセーどうしたらいいんスか」
「はい、限界まで来たら膝をついて…」
「(お、膝ついてもいいのか)」
「すると、さらに筋肉を追い込み切ることができます」
「???!!!」
お、追い込むってなんだよ〜?
「キツくても上げる!」
「最後までやり切る!」
ひ、ひえ〜、鬼!悪魔!!
膝ついてからの方がよっぽどキツいわ!
時間で追い込む新感覚「あと5秒しかできません!」
もうホントにここでやめておけば良かったのに、一度体に火が付いちゃったもんで(エアコン部屋なのに汗ダラダラ)、次の「ハイスピード・プッシュアップ」なんか意地でこなしたるわという素人カラ元気の哀しさ。
でもとにかくこれが速いんだわ。ついて行けない。
もう瞬発系の余力全然ないのに、速い腕立てを30秒(ぐぬぬ…)、10秒休んで(って体勢そのまま)さらに20秒「追い込む」んだそうです。
そう、秒数で評価する腕立てってなんか素人には新鮮で、センセーも「時間いっぱいまで追い込むことが大切」と何度も何度もいうし、キツいけどこれは新しい感覚が頭の中に芽生えた感じ。
回数で満足して成果が出ない人は、仕上げにこの「タイムアタック」タイプの追い込み方をすればいいんじゃないかな。
で、またセンセーが「もっと速くできますよ。さぁあと5秒『しか』できません!」とか激しく追い込んで、結局3人のインストラクター陣もすっかり肩でゼエゼエ息して、パンプアップ終了〜。
これを素人にやらせる番組もすごいが、企画でボツらなかった裏方の判断もすごい。
学んだことは3つ。
・エクサを時間で評価する
・追い込むというストロング・ワード
・マッチョでもキツいものはキツい
いい番組だと思うね。またやらねえかな〜。