世紀の一戦?キャンセルか?メイウェザーと那須川の戦いの注目の理由とは!?

  • 2018/11/23
  • ライフスタイル・娯楽
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  • アントニオ犬助
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「あの」メイウェザーがRIZINのリングに立つ?!

「あの」メイウェザーがRIZINのリングに立つ

「メイウェザー来日!! 近々、何らかの発表があるらしい」
こんな噂がSNS上を駆け巡ったのは11月の始め、噂が噂を呼び拡散し続けるSNS。
「あのメイウェザーが日本で何かやってくれるかも?」ワクワクが抑えきれない格闘技ファンの声があふれました。
そして迎えた5日、総合格闘技団体「RIZIN(ライジン)」の会見場にメイウェザーがいた。そして、那須川天心選手と今年の大晦日に対戦することが発表されたのです。

那須川選手といえば「RISE(ライズ)」を主戦場に24戦24勝という「キックボクシング史上最高の天才」、総合格闘技でも4戦4勝という弱冠20歳の「神童」。最近ではTV番組にも数多く出演していますから、格闘技界にとどまらない高い知名度を持つ人物です。
「この一戦は楽しみだ」私、アントニオ犬助も純粋に思いました。

しかし一方で「でも『あの』メイウェザーだからなあ」という、何だか冷めたコメントもSNS上には目立ったものなのです。

 

偉大すぎる実績を持つボクサー、メイウェザー選手

「あの」フロイド・メイウェザー・ジュニア選手といえば、有名すぎる男。
5階級を制覇するや「最高のボクサーのボクサー」という称号を手に無敗のまま引退。その後2回の復帰を果たすもやはり無敗、生涯成績50戦50勝(世界記録)という偉大な実績を築いています。
マニー・パッキャオ選手と2015年におこなった、WBA、WBC、WBO世界ウェルター級王座統一戦や、UFC王者コナー・マクレガー選手と2017年におこなった異色のボクシングマッチは日本でも大きな話題を呼びましたね。

 

一方でつきまとう、ヒールのイメージ

一方でつきまとう、ヒールのイメージ

戦歴を見る限り偉大なボクサーであるメイウェザー選手なのですが、1度めの引退以降の評判は残念ながら芳しくはありません。なぜなら、復帰戦以降のマッチメイクが彼にとって有利なものばかりだったから。「また100%以上勝てる相手かよ!!」というボクシングファンからの声はよく耳にしたもの。

先述のパッキャオ選手との一戦にしても彼の全盛期は過ぎていましたし、右肩は負傷している状態での対決。マクレガー選手とは、総合格闘技のスペシャリストと「ボクシング・ルール」での対決。いずれにせよ、メイウェザー選手の勝利を予想するのは容易いものでした。

加えて、メイウェザー選手のニックネームは「MONEY」。とにかく金にがめついイメージがあります。パッキャオ戦とマクレガー戦で、彼が手にしたファイトマネーは300億円と330億円。パッキャオ戦はともかく、マクレガー戦はそのためだけにリングに復帰、退屈な試合で330億円をかすめとったとブーイングが起きたものでした。

他にも彼女を暴行する、税金を滞納する、刑務所に収監される、仕事をドタキャンする、挙句の果てにはドーピングでひっかかる。
メイウェザー選手はスキャンダルにも事欠かない男。まあ、ここまでいくと偉大なボクシング選手以上に、完全なヒール。

SNS上の冷めた声は、こんなメイウェザーのヒールっぷりを理解した上で発せられたもの。「那須川選手との一戦が実現するとは考えられない、だって『あの』メイウェザーだぜ」という思いから発せられたものでした。

 

その後に浮かぶのはいろいろな疑問、まだ注目が必要です

その後に浮かぶのはいろいろな疑問、まだ注目が必要です

那須川選手はキックボクサー、会見ではボクシングで闘うと発表されましたが、ルールを詰めるのに2カ月程度では時間が足らなすぎるのではないか?
世界で最も稼ぐアスリート「MONEY」のギャラはどうやって用意するのか。数100億円をRIZINが用意できるのか?

格闘技ファンの中の冷めた声は続きます。
彼らが注目していたのはメイウェザー・那須川戦の現実性の薄さについて。だって「あの」メイウェザーなのですから。

すると、会見から2日後の7日。
「私、フロイド・メイウェザーは、那須川天心との公式対戦には1度も同意していないことをはっきりさせたい」本人のインスタグラムに、こんな文章が掲載されたのです。
その一方でRIZIN側のコメントは、これを書いている時点では「締結された基本契約書をもとに、実施に向けての話し合いを行っております」と、まだ諦めきれていない様子なのです。

こんな訳で、ほぼなくなったと思われる、メイウェザー・那須川戦なのですが、今後の事態についても注目に値します。

果たしてRIZIN側はどのような意図でメイウェザー選手を呼んだのか? とか、本当に試合を組む予定があったのか? とか、この機会を利用して認知度の上昇を狙ったのか? とか、黒幕は誰なんだ? とか。試合がなくなったことで、新しい疑問もわき上がってきましたね。

試合がなくなってもなお、注目を集めるメイウェザー選手、やはり「あの」メイウェザーということでしょう。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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