オーディオレス車にオーディオを設置するときの注意点
- 2017/04/23
- ライフスタイル・娯楽
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オーディオレス車の現状
オーディオレス車とは、その名のとおりカーステレオやナビゲーションシステムなどのカーオーディオ類が付いていない車のことです。車種によって異なりますが、標準で付いているオーディオを外すオプションをつけた場合か、オーディオ装備がオプションになっている場合(または、そのオプションを付けない場合)が該当します。現状では、オーディオ設置用の開口が施されたままの状態で納車されることが一般的なようです。つまり、穴から裏側というか、車体内部が見えている状態です。
そのままで走れるオヤジもいるでしょうが、見た目が悪いので、穴を塞ぐ必要性が感じられます。そこで考えられる方法は、オーディオを後付する方法と、小物入れなどを設置する方法です。幸いなことに、オーディオレス車であっても、開口とともにオーディオ設置用の座金は付いているものです。これがないと穴を塞ごうにも困ってしまいます。
そして、この座金は、通常であれば共通規格である1DINと2DINに対応したものとなっています。1DINとは、横幅178ミリ、高さ50ミリの取り付け寸法であり、2DINでは、高さが100ミリに変わります。2DINの開口がある車種の場合は2DINの寸法を持つものを設置するか、1DINのものを2つ重ねて設置することで穴が塞がります。
2DINのオーディオレス車によくみられる手法として、上部に1DINのCDチューナーを設置して、下部に1DINの小物入れを設置する策があります。この小物入れは、CDケースなどを入れるスペースとして活用できます。
200ミリワイドという困った?車
さて、1DINと2DINという統一規格によって、どこのメーカーのオーディオであっても、たいした問題もなくオーディオレス車に搭載できるのは確かなことです。しかし、ここに横幅が200ミリあるワイドタイプの車が登場します。DINの寸法は178ミリですから、22ミリ広いことになります。最近のトヨタ車やニッサン車に多いサイズのようです。
ただ、このワイドタイプの多くは、設置寸法としてはDIN規格の178ミリになっているものが多く、その場合は表面パネルの部分だけが200ミリとなっています。そのため、開口部の両端の延長線上よりも内側に取り付けの座金が見えます。
このタイプであればDIN規格のオーディオ機器や小物入れを設置できますが、表面が左右それぞれ10ミリ程度足りません。従って、このすき間を埋める必要が生じます。もっとも、自動車用品の製造メーカーなどから、このすき間にはめるパネル状のものが発売されているため、自動車メーカーを間違えなければ、すき間を隠すこと自体は難しいことではありません。
問題は、自分で設置を行う場合に見た目が悪くなる可能性です。取り付けになれた人であれば問題はないでしょうが、そうでなければカー用品店やディーラーに依頼したほうが無難です。下手をすると、車のパネルを損傷しかねません。
ちなみに、オーディオレス車の場合、スピーカー自体とスピーカー用の配線は、付いているケースと付いていないケースがあります。付いていないことまで考えると、後付は専門店に依頼したほうが楽だと言えるでしょう。