戦力外のプロ野球選手のセカンドライフにはどんな道がある?
- 2018/11/22
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プロ野球選手のセカンドライフは?
今年のストーブリーグも各球団戦力補強が着々と進んでいるプロ野球。
新たに加わる選手もいる一方で、チームを解雇されてしまった選手も多くいます。
そういった選手のためにトライアウトがあるとは言っても、合格をするのはほんの僅か。
他球団に見込まれなかった選手は、プロ野球選手という肩書を失うことになります。
そんな元プロ野球選手のセカンドライフには、どんな道があるのか。
ご紹介をしたいと思います。
NPB以外で現役を続ける
野球をしながらお金を稼げる場所は、プロ野球だけではありません。
例えば独立リーグだったり、社会人チームだったり、海外リーグだったり・・・。
戦力外通告を受けた選手には、現役にこだわりそういった場所でプレーをする選手も多くいます。
またケースとしては少ないですが、そこでの活躍が認められてNPBに復帰出来ることもあります。
指導者になる
戦力外通告を受けるのは、実績のない選手ばかりとは限りません。
一流の実績を持ちながら不調や故障、世代交代のためにチームを去ることになる選手もいます。
今年戦力外になった選手では、西岡剛選手や摂津正選手がそういったタイプに該当しています。
そのように実績のある選手はその経験を見込まれ、後々コーチとしてどこかの球団に採用される可能性も十分あります。
実績がなくてはコーチになれないというわけではありませんが、やはりある程度はあった方がその確率は高まります。
昨年巨人から戦力外通告を受けその後は独立リーグでプレーをしていた村田修一さんは、今年のオフに巨人のファーム打撃コーチに就任しています。
また独立リーグなどではNPBよりも実績が求められることは少なく、そういったNPBとは別の場所で指導者となり若い選手を育成している人もいます。
球団職員になる
戦力外通告を受けた球団から打診され、球団職員になる選手も存在しています。
球団職員とは言っても、その仕事はさまざま。
普通の会社員のように広報や営業を担当している人もいれば、バッティングピッチャーなどで現場の裏方を務めている人、また新人選手を発掘するスカウトになる人もいます。
会社員になる
野球とは離れて、一般企業に就職する選手もいます。
今年のトライアウトでも、一般企業の社員が名刺を持って選手を「スカウト」する様子が報じられています。
多くのプロ野球選手は学生時代から野球漬けの毎日を送っており、社会人出身の選手でもない限り他の仕事の経験がない場合がほとんどです。
しかし野球漬け故にその体力は折り紙付きで、厳しい練習に耐えてきた精神力もあります。
また野球はチームプレーですから、協調性の面でも期待することができます。
店を開業をする
居酒屋など、店を開業する人もいます。
そうした独立にはまとまった資金が必要ですが、プロ野球選手の契約金には退職金を兼ねている部分もあり、その額は数千万円から1億円プラス出来高払いと多額。
年俸も一般的なサラリーマンよりも高給です。
そのため金銭的な条件は比較的クリアしやすく、開業すれば元チームメイトやファンが店を訪れてくれることも期待できます。
人生はまだまだ続く
結果が出なければ、1~2年でクビになるケースもあるプロ野球。
そのため選手は、職を失う恐怖と常に戦っていると言えます。
そしてほとんどの選手にとっては、プロ野球選手を辞めてからの人生の方が長いはず。
そのセカンドライフをどのように過ごすのかは、非常に重要な選択肢となります。
今年プロ野球を去ることになる選手は、どんな道を選ぶのか。
1人でも多くの選手に、新たな舞台で活躍して欲しい。
夢を見せさて貰ったファンには、そう願っている人も少なくないでしょう。