サッカーで代表監督が突然変わったのって日本以外では当たり前?

  • 2018/06/08
  • ライフスタイル・娯楽
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突然の監督交代劇

突然の監督交代劇

ハリルホジッチ監督から西野監督へ。
ワールドカップ間近の4月に行われた、突然の監督交代劇。
張本人であるハリルホジッチ氏もいまだ納得していない様子で、名誉を傷つけられたとして協会に対し慰謝料(1円)や謝罪広告を求めています。
こういった決断が下された以上ハリルホジッチ氏にも非が無いというわけではないのでしょうが、同情的な意見やサッカー協会を批判する声も多々あり、今なお議論は続いています。
ところで今回の日本のケースのように、代表監督がW杯を間近にして突然代わるのは海外ではよくある事なのだろうか?
そう疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、海外の突然の監督交代劇がどれほどあるのかをご紹介したいと思います。

アジアでは予選後に3チームが交代!
実は今回のロシア大会でも、アジア枠では日本以外に2ヶ国が予選突破後に監督が交代しています。
まず1つは、サウジアラビア。
元々当時監督を務めていたベルト・ファン・マルワイク氏の契約が予選終了までとなっていたのですが、チームスタッフの解雇や条件が折り合わなかったことを受けてファン・マルワイク監督が契約の延長を拒否。
後任となったエドワルド・バウサ氏もわずか二ヶ月で解約され、現在はフアン・アントニオ・ピッツィ監督がチームを率いています。
もう1つはオーストラリアです。
チームがW杯出場を決めて間もなく、当時監督であったアンジェ・ポステコグルー氏が辞任を表明。
一部メディアや協会との軋轢があったとも言われています。
後任にはファン・マルワイク監督が就き、またポステコグルー氏は現在は横浜F・マリノスの監督としてチームを指揮しています。
今回のW杯に出場するアジア枠は五ヶ国。
その内の三ヶ国が予定通りとは言いがたい監督交代をしているわけですから、それ自体は決して珍しいことではないことがわかります。
ただ今回の日本の場合はW杯まで二ヶ月あまりという時期、そして裁判沙汰にまで発展していることを考慮すると少し異質なケースと言えるのかもしれません。

 

直前に監督交代したチームの戦績は・・・

直前に監督交代したチームの戦績は・・・

サッカーは、監督の数だけ戦術があると言っても過言ではありません。
そんな監督が本番直前に交代するなんて本当に大丈夫なのか・・・。
今回のワールドカップが日本でどこか盛り上がりに欠けているのは、そのような不安が大きいからだと思われます。
直近である2014年ブラジル大会では、今回の日本のように直前になって監督が交代したチームはありません。
2010年南アフリカ大会ではコートジボワールが開幕三ヶ月前、ナイジェリアが四ヶ月前に交代。
どちらもグループリーグで敗退をしています。
また2006年ドイツワールドカップではトーゴが開幕4ヶ月前に監督交代をしており、ここもグループリーグを突破できず敗退をしています。
このように近大会の例を見てもやはり監督が直前になった代わったチームの戦績は振るわず、今回の日本代表に関しても苦戦を予想する声が多いのは無理もないと言えます。

 

まとめ

まとめ

突然の監督交代劇、それ自体はサッカー界ではそれほど珍しいことではありません。
しかしあまりにも直前過ぎることや、裁判沙汰になっていることを考慮すると今回の日本はレアケースと言えます。
またそのように監督が直前になって代わったチームの成績は芳しくはなく、今年の日本代表への期待値はこれまでの大会と比べても高いとは言えません。
だからこそ、これを覆すことが出来れば伝説になります。
果たして今年の日本代表は、ワールドカップでどこまで勝ち上げることが出来るのか。
これまでの最高順位はベスト16。
今年は無理だろうと諦めながらも、どこかで期待している人も多いのではないでしょうか。

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