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脱税青汁王子の所有馬に1頭めっちゃ走る(はずの)馬がいる

  • 2019/02/23
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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マルサが入ってつぶれた会社はないというけれど

マルサが入ってつぶれた会社はないというけれど
羽振りの良さをひけらかしすぎたのかも…。

青汁等の健康食品を販売、急成長した「メディアハーツ」の社長・三崎優太氏が脱税の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

この方、高校退学後の18歳で起業し、ネットビジネスから身を起こして健康食品業界に殴り込み、一躍時の人に。
現在ではメディアハーツを年商100億ともいわれる会社に育て上げ、羽振りのいいことでもつとに有名だった様子で、またの名を「青汁王子」とおっしゃるとか。

さてその王子が昨年JRAの馬主資格を取り、夏にはいきなり北海道で行われた日本最大の馬のセリ市「セレクトセール」で4頭ものサラブレッドをお買い上げ。
すっかり一流馬主気分でいたところに今回の逮捕騒ぎ。

王子のビジネス、馬主資格の行方も気になるが、それより競馬オジサンには王子が買った1頭の馬の行方のほうが100倍も気になるのである。

 

その馬の名はベガスナイトの2017

セレクトセールで青汁王子が買った馬の1頭を、ベガスナイトの2017という。

馬の名前としてはヘンな名前に聞こえるが、前半のベガスナイトとは実は母馬の名前であり、2017は生まれ年を表す。
つまり今のところは「ベガスナイトという母馬が2017年に生んだ子馬」という意味になり、実際の競走名は馬主さんがあとで考えて付けるというわけ。

さてこの子馬、セレクトセールではなんと1億1千万円(税別)という高値で落札された。
もちろん上には上がいて、昨年のセールには3億円を超える落札馬もいたと記憶しているが、1億だって大台は大台。
海のものとも山のものともつかぬ1歳馬(生まれてたった1年半しか経っていない馬!)にポンと大金を出したという意味では、どっちもあまり変わらない破天荒ぶりなんである。

さてこのベガスナイトの2017、これからも王子の所有でデビューするか、あるいは他人の手に渡るかは捜査の進捗次第で決まると思うが、とにかくどこに行ってもその走りに注目していただきたい逸材だ。

 

ベガスナイト2017の横顔

なぜにオジサンがここまでこの馬を推すかといえば、昨年のセレクトセールにおいて「もしオジサンが馬主ならほしい芝馬」の第1位にランクしていたから。

母のベガスナイトはアメリカ生まれながら日本で走ったいわゆる「外国産馬」。
短距離中心に3勝を挙げた後繁殖入りし、これまでに7頭の子どもがデビューしているが、とくに14年産のアメリカズカップ(牡5・父マンハッタンカフェ)は3歳時にG3きさらぎ賞を勝つなどOPで3勝を挙げる活躍ぶり。
一部ファン内では雨馬場にめっぽう強いことでも知られる個性派だ。

この兄・アメリカズカップの活躍で母に今一度脚光が当たり、昨年のセレクトセールでは父に人気種牡馬ハーツクライが付けられたことも後押しして、1億の大台超えになったものとみられる。

セリで高値がつく馬はまず「形がいいこと」が大前提。
オジサンは馬の血統は大好きだからよく見るけれど、実際プロが見て「いい馬体だ」と思ってくれるかどうかはまた別の話。
セリではポンポンと値が上がり「ああ、これなら本当に走ってくれるのでは」と安心したものだ(と同時にオーナーを聞いてイヤな予感も…)。

 

ミュゼの二の舞にならないように

羽振りのいい新興馬主がいっとき馬を買い漁ってあっという間に消えていく話は、古今東西いつの時代にもあったことで特段驚かないが、最近ではエステサロン「ミュゼプラチナム」の社長がそうだった。

馬という趣味は魔力の強い趣味であり、本来は馬に造詣の深い根っからの趣味人が人生の最後に楽しむ道楽のような気もする。
しかし馬を生産する側はそうも言っていられず、ますます馬が売れない時代を迎え、今後もこのような若手新興馬主の勃興劇は繰り返されていくのだろう。

ともあれ、ベガスナイトの2017には何の罪もない。
オーナーがたとえ誰になろうとも、半年、1年後のデビューを心待ちにしながら捜査の行方を見守りたい。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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