糖尿病患者激増中!四肢切断にまで至る事例も爆増

  • 2018/01/01
  • ヘルスケア
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  • 加藤薩樹
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ついに糖尿病人口は4億人を突破

ついに糖尿病人口は4億人を突破

日本人にとって最大の身体的リスクであり、様々な病気の原因にもなってしまうのが「糖尿病」です。糖尿病は贅沢病としての側面も大きく、世界経済が順調に伸びる一方で糖尿病もまた各国で問題となっています。

国際糖尿病連合(IDF)が今年まとめた統計によると、世界の糖尿病人口は今年ついに4億人を突破したとのことです。しかも試算では2045年までに7億人を超えると見られており、日本だけではなく世界的なリスクとして対処が迫られているのです。

既に糖尿病先進国となってしまった日本としては、そして糖尿病リスクがどんどん高まる我々オヤジ世代としては、糖尿病予防に関する正しい知識を持って早め早めに対処していく必要があります。

糖尿病はウィルスや細菌などによるいわゆる感染症ではありません。あくまでも生活習慣の積み重ねによって発症する病気です。つまり自分次第で予防措置は講じられるわけです。

糖尿病はたくさんの重大な疾病の入り口となっています。逆に言えば糖尿病に集中的に対処するだけで健康な生活を長く営める可能性は飛躍的に高まるのです。

今回は糖尿病に関する様々基礎知識を勉強していきましょう。

 

糖尿病の怖さはほとんど知られていない

糖尿病の怖さはほとんど知られていない

さて、糖尿病は怖い、問題だ、とさまざまなメディアで取り沙汰されていても、実際にその恐ろしさを現実味を持って感じている人は少ないのではないでしょうか。単に「血糖値を下げることができなくなってなんか困るんでしょ?」くらいに考えている人がとても多いのが現実です。

しかし、糖尿病になると恐ろしい症状がたくさん表にあらわれてくるのです。例えば四肢の切断や失明ですね。血管が傷ついたり、皮膚や筋肉に裂傷が起きた場合など通常は血液が固まってそれ以上症状が悪化することを防いでくれます。しかし糖尿病患者の場合は血液が固まりにくいのでどんどん傷口は悪化。あっという間に腐りきってしまうのです。

一定レベル以上になるともう腕や足は切り落とすしか方法がなくなります。神経は死んでしまっているので麻酔なしでノコギリのような器具を使って切り落とすのですが、これは直接目の当たりにするとなかなか衝撃的な光景です。形成外科に勤める筆者の知人は猟奇殺人系の映画を見ても何とも感じなくなった、とよく話しています。

 

深刻な足切断は実は防げた?

深刻な足切断は実は防げた?

足の切断に至る前段階にはほとんどのケースで「足潰瘍」になります。傷などによって足の表面が炎症を起こし、それが更に悪化して酷い化膿を起こした状態ですね。実は糖尿病患者であってもこの段階で正しく対処していれば足の切断は防ぐことが出来たケースが少なくないのです。

イギリスで発表された研究結果によれば、足潰瘍を正しく治療した場合、現在実施されている足切断の80%は防ぐことが出来るはずだ、とのことです。片足とはいえ、足を切り落とすというのは人間にとって一大事ですよね。つまり、糖尿病の怖さをしっかりと認知していないと対処が後手に回り手遅れとなるわけです。

英国糖尿病学会では以下の方法で「足の健康チェック」を毎日実施するよう進めています。糖尿病になっている人には実践して頂きたい内容ですね。

①素足になる
②足の裏と甲の温度をチェック(炎症を起こしていないか)
③皮膚の硬化や変色がないかを確認
④爪と指の間の異常を確認
⑤化膿や炎症の疑いがある場合は確実に病院で診察を受ける

 

糖尿病の悪化は防げるんです

糖尿病の悪化は防げるんです

糖尿病予防にはなんといって血糖値のコントロールが最重要です。そして血糖値を自分の意思によって制御するには糖質依存症から抜け出しておく必要があります。

現状、日本人の食生活から鑑みればほとんどの人は糖質依存症に陥っています。食事の際、(なぜか不思議と)主食と呼ばれている炭水化物を摂ることによって血糖値を上げなくては満腹感や満足感を得られない人がとても多いというのがその証左です。

炭水化物を摂ったり甘いものを摂ると脳内でエンドルフィンやドーパミンといった脳内麻薬が分泌され、これによって快感を得ます。つまり糖質依存症の人は、脳内麻薬常習者とも言いかえることができるわけです。

まずは、毎日の糖質量を100g~150g程に抑えてみましょう。このくらいの量で何も不快感を覚えなくなればしめたものです。

よほど体力を使う人でなければ1日に100gの糖質(食パン3枚分ほど)で十分体力は維持できます。体がしんどいと感じるのは単に「クスリが切れた薬物依存症患者」と同じ状態になっているだけなのです。

糖質ジャンキーのまま足を切り落としたり視力を失うか。それとも糖質依存から抜け出して健康な生活を長く続けるか。どちらを選ぶかは貴方の自由です。

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
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