メルボルンカップ2016 とにかく若い馬から狙う名物マラソンレース
- 2016/10/22
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オーストラリア伝統のG1戦を日本で的中せよ
TK Kurikawa / Shutterstock.com
オーストラリア最大の競馬の祭典メルボルンカップは、11月1日にフレミントン競馬場で行われる。
舞台は、天皇賞・春のおかげ?で日本人にもなんとなく親近感がある3200Mという距離。
今年はカレンミロティックの参戦により、JRA海外競馬馬券発売の第2弾として、一躍注目を浴びるようになった。
さすがにカレンミロティックが1番人気にはならないだろうから、馬券検討はかなり本腰を入れて臨まなければならないわけだ。
とにかく超変わり種のレース条件
Neale Cousland / Shutterstock.com
3200Mという距離もさることながら、加えてハンデ戦というのが難解さに拍車をかけている感じ。
日本では「ハンデ戦はハンデの重い方から狙え」が基本だが、ことメルボルンカップにおいては、そうではない。
また国際レースにありがちな「ホームアドバンテージ」も、近年はどんどん薄れている。
おまけに、単勝で100倍以上の馬にも優勝のチャンスが転がっており、豪最大のレースでありながら「格式よりもなんでもこい」の様相を呈している。
ひと言で言って「お祭り」なんですな。
過去にはデルタブルースが優勝
Neale Cousland / Shutterstock.com
ちょうど10年前の06年に、日本馬デルタブルースがこのレースを優勝、2着にもポップロックが入り、「角居勝彦厩舎の親子丼」と大きな話題になった(馬券が買えれば……)。
このデルタブルースらの戦績からもいえるが、いまや3200といえども、決してステイヤー資質ありきのG1ではない。
むしろ、2400でもついていける、あるいは十分タイトルに手が届くスピードがほしいところ。
近年の優勝馬たちをみても、1400あたりからデビューしていたり、3200が初めてだったという馬もチラホラいる。
もちろん軽ハンデという恩恵もあっただろうが。
となると、56キロというまあまあ重い部類のハンデで勝ったデルタブルースは、真の実力があったから勝てたといえる。
また日本馬が勝ち負けするには、最低限この程度の実績が必要だということになる。(ポップロックも同様)
こんな馬がいたら買ってみろ
Brendan Howard / Shutterstock.com
さて過去10年の優勝馬たちから読み取れるメルボルンカップ勝ち馬のプロフィールとは、こんな感じだ。
▼地元AUS勢は苦戦中(NZ勢はまずまず)
▼若い牡馬が優勢
▼ハンデは軽い方から狙え
▼有力騎手・有力厩舎は人気薄でも一発あり
▼日本出身のマイナー種牡馬産駒が穴を出す(いれば)
例 シンコウキング、ヤマニンバイタル、グレイトジャーニーなど
▼欧州勢は夏の開催以来ここへぶっつけの馬が狙い
日本馬カレンミロティックはちと厳しい気がするが、とにかく単勝オッズ100倍馬でも気を抜けない、この秋一番面白い馬券になること間違いなしのG1だ。