セントウルステークス2016 G1馬ビッグアーサーのアタマはなし 4歳勢の一発に期待せよ
- 2016/09/02
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季節が入り交じるスプリンターたちの交差点
Cheryl Ann Quigley / Shutterstock.com
このレースの注目度が高いのは、G1スプリンターズSのトライアルであることと、サマースプリントシリーズの最終戦であるという事情が重なり合うから。
とくにサマースプリントシリーズは、この最終戦が格の高いG2重賞。ここを狙えば一気に逆転優勝かと思いきや、G1馬も多数出走してレベルがぐーんと上がるため、なかなか陣営の思うとおりにはいかないのが現状だ。
そんな夏と秋の香りが入り交じる、不思議なスプリント戦である。
休み明けの1番人気はまあまあというところ
一見して1番人気の成績は悪くない。
すでにG1を勝つなどして、実績十分でこのあと秋のスプリンターズSに臨むため、どうしてもここが休み明け初戦になるのは仕方がない。
ドカ負けもないかわりに、きっちり勝ちきるまでは仕上げられない感じ。よって2、3着が多くなる。
本番ならこの馬には負けない、という格下にまで不覚をとる可能性があるので、穴党はそこが狙い目となる。連単系の1番人気アタマ馬券は禁物だ。
世代間の実力差に注目せよ
一般にスプリント界の世代交代は早い、といわれる。
6歳まで活躍できる短距離馬は名馬の部類。秋は馬肥ゆる成長の時期だから、すぐに4歳が、早い年は3歳勢の足音まで聞こえてくるものだ。
このレースでも、その辺の呼吸を覚えておくといい。
つまり、5、6歳の名馬が人気の年は、穴として4歳以下の馬を、逆に3、4歳勢が過剰人気の年は、実績十分な6歳以降馬を、馬券に必ず組み込みたい。
今年は高松宮記念を勝ったビッグアーサーが出走予定だから、穴を狙うならばそれより若い4歳世代からピックアップしてみよう。
また、もし3歳馬の出走があれば、それも侮れない。北海道シリーズで大暴れした姿を見れば、その勢いは脅威に感じられる。
穴は思ったより大きいぞ
このレースで突っ込む穴馬は、予想外に爆発力がある。
10番人気以下でも、あっさり勝つケースがある。
キーワードはズバリ「使われた強み」。
とくに古馬では、夏のローカル1200重賞をコツコツ使って、しかも成績があんまり目立たない馬がクサい。
中でも激アツなのが、
▼前々走で連対→前走凡走→ここ
という1回おきに走るリズムを持った馬の激走。
あのサンアディユも、シンボリグランもそうだった。
また該当馬がいれば、
▼穴の3歳馬は春のクラシックから直行でいきなり走る
も覚えておきたい。
秋競馬の参考に馬場の様子も見ておこう
JRAが本腰を入れ始めた芝コースのメンテナンス(エアレーション、シャッタリング)にも、いちおう注意を払いたい。
開幕週でそこまで傾向は出ないだろうが、毎年07秒台で決着する阪神コースの芝がどう変化するのか、HP等にメンテ実施の記載があったら、直前までのレース結果にもしっかり気を配りたい。