なぜスロットコーナーは暗くて、パチンココーナーは明るいのだろうか

  • 2018/01/03
  • ライフスタイル・娯楽
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パチンコ店の照明の謎

パチンコ店の照明の謎
同じパチンコ店内でも、スロットコーナーとパチンココーナーでは明らかに明るさに差があります。
パチンコしかしていなかった人がスロットコーナーを覗いてみるとその暗さは一体、何なのかと思い当たる人もいるでしょう。
これは当然ながら、店の営業戦略の一環であるのに決まっています。
しかし、どこでどうしてそんな戦略を立てるに至っているのか調べてみました。
パチンコとスロットとの持っている性質などを比べてみることでだんだんわかってくるものです。

 

スロットコーナーの特徴

スロットコーナーの特徴
・スロットは紳士の遊戯説
スロットはお洒落な大人の娯楽で、パチンコは明るい大衆の娯楽と言ったイメージがあります。
カラー照明も使ってちょっと危ない空間にして大人を誘い込む戦略があるのでしょう。
昔ながらのアンダーグラウンド的世界へようこそとささやかれているようで、それが心地良かったりする人も狙っているのでしょう。

・目を疲れさせない
それだけでなく、スロットのバックライトとの兼ね合いで空間の照明はほど良く暗くするのが目に優しいのです。
目でスロットの絵柄を追いかける人もいるので、周りが適度に暗いとはっきり見えるようにもなるようです。
動体視力の優れた人としては、絶対に明るくはして欲しくないはずです。

・雰囲気作り
リールのフラッシュなどの台の演出も周りが暗い方が映えるものです。
ただ、それが人によっては目に障ってどうにも暗過ぎるという意見も多いようです。
結局、最終的には店それぞれで判断して手頃な明るさに落ち着いているのでしょう。

・電気代の節約
昔は真っ暗なスロットコーナーもあったらしいですが、これはさすがに電気代を節約したのではないかと思われます。
その名残で暗くしていることに店側も客側も違和感が無かったりと言うこともありそうです。

 

パチンココーナーの特徴

パチンココーナーの特徴

・客質が低い
一般にパチンココーナーの客層の方がスロットコーナーの客に比べてマナーが低いとされています。
それも客層の幅広さが故ではあります。
台を叩いたり店員や他の客に怒ったりなどの不審な言動をする客を減らすためにも、なるべく明るい空間にしたいところなのです。
薄暗い中で独り言をつぶやかれる客がいても、また気持ち悪がられてしまいます。
余計なトラブルを避けるためにも、必要以上に明るくなっている傾向にあるのではないでしょうか。

・客層が広い
それに対し、パチンコは老若男女幅広い客層がいます。
若い女性やお年寄りでも安心して入れるくらいに明るい空間にしておく必要があるのです。

・ドル箱のお年寄り目線を重視する
特にお年寄りはリピーターになってもらうことで、その資金力を貴重な財源とさせてもくれます。
足元さえおぼつかないお年寄りでも気軽に寄り付ける場とするべきだと判断されているのです。
若者からはパチンココーナーは明る過ぎて落ち着かないかもしれません。
でも、そんな人たちはスロットコーナーに行ってもらう道も開ける訳です。
年寄りが小さい玉の動きを追いかける楽しさを味わうにも、明るくないと目が疲れやすくもなるでしょう。

 

最終的には店の方針でしかない

最終的には店の方針でしかない
店としては遊戯的な興奮度などの目線でだけ見れば、スロットコーナーだけでなく本来はパチンココーナーも薄暗くしてしまいたいところなのでしょう。
しかしそれによるメリット、デメリットを総合的に判断した上で明るくしているのです。
実際のところは、店によってスロットコーナーでさえ明るい店もあるようです。
店は法律で規制されている10ルクス以上の明るささえクリアしてしまえば、後は自由な裁量で照明をセットしているだけです。
もしも明るさに不満があれば、他の店を探してみると自分の満足出来る明るさの元で楽しめることだって出来るかと思われます。

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