訪韓したアメリカ俳優のあいさつに噛み付く韓国世論とは
- 2018/04/19
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仏教式のあいさつはケシカラン?
アメリカのハリウッドで活躍する俳優、ベネディクト・カンバーバッチさんが2018年4月11日、韓国の仁川空港に降り立ちました。そして、入国の際に両手を胸の前で組んで軽く会釈をするポーズをとったことが、韓国人の怒りに火を付けた?ようです。このニュースは、韓国の中央日報日本語版が伝えています。
なにをそんなに怒っているのかといえば、偏見からくるものだという意見があるようです。なるほど、こうしたスタイルのあいさつは、東洋人が誰でも行うというものではないでしょう。しかし、それがなぜ偏見という話になるのかがイマイチ理解できません。
日本や中国に行っても同じ合掌をするだろうかとの趣旨の反応もあるようです。これを普通に解釈すると、韓国相手だからやったのなら人種差別的な意図があるという意味の言葉でしょう。なんか、頭から敵対的な感があります。
仮に、それがその国や土地で一般に行われているあいさつのスタイルではなかったとしても、仏教的なものなら怒るような話でもないのでは?と思うのは、日本人オヤジだからでしょうか。
儒教的な考え方がメインの韓国人にとっては、仏教スタイルは看過できないのでしょうか。よくわかりません。
ただ、写真で見た限りにおいては、このポーズ、もう少し肘をはって外側に突き出せば、韓国伝統のあいさつの形になりそうです。つまり、韓国人にとっても、いうほど違和感があるポーズではないのでは…。って、これも日本人的発想ですかね。
そういえば、あの韓国式のあいさつ、いつの間にか日本に広まっていますが、日本のあいさつの作法にはないもののはずです。誰が広めたんだか。オヤジが若い頃は見たことがありません。日本では日本のマナーを教えるべきです。わざわざ日本人に必要のない外国式を広めて取って代わるというのは、伝統文化を破壊する行為であり、侵略行為でしょう。それには反対すべきです。それこそ、どこの国に限った話ではありません。伝統を守るというのは、こういうことであり、相撲協会の言っていることは…。って脱線です。
反射的な悪感情で誰得?
いや、韓国式、コンスっていうらしいですが、あれも韓国の人がやるのは当然で、それにとやかくいうのはおかしいです。韓国の人が日本にやってきて、韓国式であいさつしたとしても、それで「ここは日本だ!ふざけるな」という話にはなりません。見た目が日本人の好みではなかったとしてもです。そう考えると、ベネディクト・カンバーバッチさんに対する今回の韓国人の反応は、ちょっと寛容さに欠けるのではないかという話です。郷に入れば郷に従えという話は、適用する場面が違います。宗教対立しているところで、相手方のあいさつをするならともかく。
しかし、一方では問題なしとする韓国人の声もあります。当然です。いろいろな意見があるのが自然なことですから。とはいえ、騒ぎになること事態が?という気がしないでもありません。
ベネディクト・カンバーバッチさんも、丁寧にあいさつしただけだったようです。で、この件で誰か得をしたのでしょうか?
というよりも、ベネディクト・カンバーバッチさんはどう思ったでしょうね?悪いことをした、これからも韓国へ行って尽くそうと思ったでしょうか。内心のことですから、わからないとしかいえませんが。
オヤジとしては、こんなメンドクサイところ、二度と行きたくないと思うでしょう。他国との関係というのは、国レベルであろうと、民間レベルであろうとイメージが大切です。理不尽なことに従属する必要はないですが、無駄に騒ぎを起こしても、マイナスにしかならないでしょう。
いや、これは無駄なことではない!と思っているのかもしれませんが。そうであれば、なかなか難しい問題だといわざるを得ません。これって、ベネディクト・カンバーバッチさん相手だからという話ではないですからね。
日本のオヤジとしては、こういった事例に接するたびに、日本人としての振る舞いを考えるのでした。