白髪になる原因

まず、なぜ白髪になるのか理解しておきましょう。白髪は頭皮にある「メラノサイト」という黒い色素を作る細胞の機能が低下することによって引き起こされます。

毛根から髪の毛自体は生えますので、男性型薄毛（AGA)のようにホルモンバランスがおかしくなって、毛が生えるサイクルが乱れるわけではありません。髪の毛自体は生えてきます。ただし、白髪になる要素と薄毛になる要素は似たところがあり、やはり生活習慣を変えて行かないといけないと言えます。

では、なぜメラノサイトが減少するのでしょうか？いくつか仮説があり、おおよそ以下のようなことだと言われています。

 

①細胞の老化

60歳、70歳になっても黒々とした髪の人はそうはいません。やはり加齢で、メラノサイトを作る細胞が老化してしまうのは仕方がありません。

 

②栄養素の不足

メラノサイトや髪の毛を作る栄養が不足してしまうと原料がなくなるので白髪になります。具体的にはタンパク質（アミノ酸）、鉄分、銅、亜鉛、カルシウムなどが不足すると白髪になります。

 

③ストレス

ストレスで禿げるという話はよく聞きますが、人によっては白髪が増えます。自律神経が乱れて、頭皮の細胞の働きがおかしくなると言われています。

 

④遺伝要素

禿げの家系があるように、白髪の家系も存在します。それは仕方がないですね。禿ではなかったと喜ぶべきでしょうか？

 

 

白髪の予防法

加齢によって100％白髪を防ぐことはもちろんできません。「ロマンスグレー」を受け入れて、かっこいいおじさんになるのが一番です。繰り返しますが、禿げるよりもましではありませんか。と言いながらも、若白髪は防ぎたいものです。具体的には以下のようなことをするとある程度予防効果があると言われています。

 

①食生活の改善

言うまでもなく第一は、メラトニンや髪の毛の原料となる食べ物を食べることです。ヨウ素が多く含まれている海藻類や、銅が多い豆類など、鉄分が多いレバーもいいですよね。偏らずにバランスよく食べるのが重要です。特にヨウ素の過剰摂取は甲状腺への影響など副作用も知られています。

あとはビタミン類を多く含む野菜をしっかり食べることが大事ですね。

 

②睡眠をしっかりととる

1日7時間～8時間の睡眠を摂るようにしましょう。自律神経の乱れも解消し、ホルモンバランスも良くなります。あらゆる加齢現象を抑えるのが睡眠です。特に22時～2時の時間に眠っていると、体にいいホルモンが分泌されると言われています。これが白髪予防にも効果的なんですね。

 

③ストレス解消

ストレスは白髪の大敵ですので、上手に解消できるようにしてください、適度や運動や遊びも必要です。無理せず、ご自身の感情を貯めこまないようにして見て下さい。

 

④頭皮のマッサージ

頭皮をマッサージして血行促進させることも白髪予防には有効です。これですぐに白髪が黒くなるということはありませんが、頭皮環境を整えることは白髪、薄毛問わず有効な方法になります。