ダイエットはローファットこそ王道!成功の秘訣を解説
- 2017/11/01
- ボディメイク
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ダイエットの王道はやっぱりローファット?
低糖質ダイエットや糖質制限ダイエットといった、いわゆるローカーボダイエット方法が流行っています。ローカーボダイエットには賛否両論あるようですが、脂質の多い食材でもある程度たくさんの量を食べることが可能という事で、特に男性からは支持者が多いようですね。
ただ、ダイエットの王道は今も昔もローファットダイエット、つまり脂質カットダイエットであることは譲れません。ローカーボダイエットにもきちんとした科学的な根拠がありますし、筆者も当然有効だと考えています。
しかし、特に筋トレを同時に行いながら単純に体脂肪を落とすだけでなく「カッコイイ、ビルドアップされた体」になるためにはローファットダイエットの方に優位性があると考えるのです。
今回は改めてローファットダイエットの基本を解説するとももに、ローカーボダイエットを上手く取り入れた、超効率的ダイエット作戦についても解説していきます。
脂質を減らすこと自体が目的ではない
勘違いしてはいけないのは、「脂質を減らすこと」そのものがローファットダイエットの目的ではないという点です。これは「糖質をとにかくカットしてインスリンの分泌を抑える」ことが目的となるローカーボダイエットとは根本的に違う点です。
ローファットダイエットでは、トータルの摂取カロリー量を減らすために、その手段として脂質カットを行うのです。
ですから炭水化物やタンパク質ならいくら食べてもよいというわけではありません。摂取カロリーの厳密な管理がローファットダイエットでは成功の鍵を握るのです。
低すぎる脂質割合は筋トレ効率を低下させる
ローファットダイエットとはいえ完全に脂質をなくしてしまうのはやめましょう。せめてトータルカロリー量のうち、15%~20%程は脂質から摂取すべきです。
脂質は体内でホルモンの材料となります。そのため脂質がゼロになってしまうと男性ホルモンであるテストステロンの分泌量も激減し、筋肉を増やすことはおろか維持することすら難しくなってしまうのです。
また、脂質は細胞の膜を作る役割も果たしますし、様々な補酵素の材料にもなります。一時的なダイエットの最中だけとはいえ、それでも少量の脂質は毎日摂らなくてはいけません。
ローカーボとローファットのオルタネイト戦略
人間の体には「慣れ」もしくは「馴れ」というものがあります。つまり、現状に順応し過剰反応を防ぎつつ現状を維持することが出来るという能力です。
この順応性は普段の生活においては極めて有用なのですが、ことダイエットを実施する場合は邪魔でしかありません。ローファットでカロリーをカットしても少しずつ脂肪が落ちるスピードが鈍くなってしまうからです。
そこで、ローカーボとローファットのオルタネイト戦略という発想が生まれます。オルタネイトというのは「交互」という意味です。まず、ローファットによってカロリーを500kcal以上ガクッと下げます。これを2週間くらい続けた後、今度はカロリーを300kcal程戻すと同時に糖質をほとんどゼロにしてしまうのです。こうすると今度は体内のグリコーゲンが一気に枯渇しケトン体を産生するために脂肪が急速に分解され始めます。
そして再び2週間後にローファットに戻しカロリーを500kcal(ダイエット前からすると700kcalマイナス)削るのです。
注意点としてはローカーボとローファットのメリハリをとにかくはっきりとさせることです。この二つが両方混じってしまうと効果は激減します。ローファットとローカーボのそれぞれの特徴について正しく理解しておく必要があるのです。