いま暴力団抗争が危ない
- 2017/09/14
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抗争激化のおそれあり
日本中に勢力を伸ばしており、日本人なら誰もが知る広域指定暴力団山口組。現在の六代目山口組と分裂して発足したのが神戸山口組です。そして、今度はその神戸山口組の分裂騒動で誕生したのが任侠山口組と、目下のところ「山口組」の名を付けた組織が3つもある状態になっています。
六代目山口組と神戸山口組に分かれた当時、関西に住むオヤジの頭の中には、かつての山一抗争が浮かんだことでしょう。山一抗争とは、1984年から5年近く続いた暴力団抗争です。当時の四代目山口組と、山口組を脱退した団体が結成した一和会による激しい抗争でした。
日本最大の組織である山口組の組長が射殺されるなど、血で血を洗う抗争が続き、双方に多数の死傷者を出しただけでなく、警察官や一般人にまで被害が及ぶ危険な状態が長く続いたものです。ちなみに、この抗争を受けて、当局による取締りや法整備など暴力団対策が加速したとされています。
再び山口組の分裂ということで、今度はどんな危険な状態になるのかと不安が広がる中、あのときに比べれば小さいものの、六代目山口組と神戸山口組間の抗争事件は起きています。ただ、神戸や大阪を歩く一般人の警戒感は山一抗争のときほどではないようです。
しかし、そのようなところへ神戸山口組と任侠山口組の問題です。そして、2017年9月12日には、任侠山口組の組員が往来で射殺される事件が発生しました。撃たれたのは代表のボディガード役だとの報道もあり、代表を狙ったものとの観測も出ています。
ちょい悪オヤジは装いに要注意
さて、これから抗争が激化するおそれがある中、我々オヤジはどうするべきでしょうか。真っ当に暮らしているオヤジが抗争のターゲットになることはないでしょうが、往来で銃撃が行われるようではまったく安心はできません。少なくとも、繁華街や暴力団事務所が近くにあるとされる地域では、周囲の様子に十分な注意を払うべきです。飲み歩く際も、酔って足どりがおぼつかなくなるような飲み方は避けたほうが無難といえます。
今回の事件では、現場付近に複数の一般人目撃者が存在しており、下手をすれば流れ弾が当たった可能性も考えられます。
また、ちょい悪オヤジは服装や髪形などにも注意すべきかもしれません。見た目が悪そうであればあるほど、巻き込まれる危険度が増すというのは考えすぎでしょうか。巻き込まれることがないとしても、他の一般人から敬遠される可能性や、警察当局から疑われる可能性までは排除できないでしょう。
七三分けにドブネズミルックという昭和感たっぷりの装いにする必要こそないものの、もう、ちょい悪オヤジの時代ではないのかもしれません。まずは、自分の身を守ることが最優先です。そのためには、常に情報に敏感でいる必要もあるでしょう。一番ダメなのが野次馬根性です。
君子危うきに近寄らずというように、君子かどうかは別にしても、オヤジも危険は避けるべきといえます。危険に近寄るのは、戦わなければならないときだけで十分です。